金象嵌蝶文花器
| 資料ID | 416 |
|---|---|
| 中分類 | 工芸 |
| 小分類 | 金工 |
| 法量 | 1点 口径14.2胴径19.3高36.8 |
| 制作年 | 明治前期 (明治16年作?) |
| 作者名A | 桐山直太郎 |
| 作者情報 | 桐山直太郎(きりやま なおたろう)【生没年不詳】 明治期に活躍した加賀金工職人。金沢銅器会社設立時の職工として名を連ねている。詳細不詳。銅器会社は1877年(明治10)金沢の士族長谷川準也によって設立。長谷川は、銅器会社だけでなく撚糸会社も興し、殖産興業に努めた実業家であるが、もとは旧加賀藩士家出身で県の勧業担当という官の仕事をしていた人物である。藩政期に加賀藩で刀剣類などの細工を行っていた白銀師と呼ばれた工人達は、明治維新によってその職を失ったが、彼らの多くが銅器会社の工人として新たに装飾品や花器などを製作してその技量を発揮している。設立以前の1873年(明治6)に開催されたウィーン万国博覧会には、この工人たちが製作した作品が出品されており、すでにその母体はこの頃からできていたとされる。設立当初の職工は50余人で、その中には水野源六や山川孝次などがいた。1888年(明治21)頃会社解散とされている。 |

