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赤絵椿水仙図輪花鉢

資料ID1580
中分類工芸
小分類陶磁
コレクション分類北出コレクション
法量1点 口径20.7底径11.0高6.8
制作年江戸後期(19世紀)
作者名A宮本窯か
作者情報宮本窯 【1835~1852年(天保6~嘉永5)】
 再興九谷窯の一つ。吉田屋窯の番頭格であった宮本屋宇右衛門によって創始。宇右衛門は幼少よりもともと酒造業を営んでいた吉田屋に奉公しており、吉田屋窯が開かれると番頭格として営業面を取り仕切っていた。1835年(天保6)吉田屋窯が廃窯となるに及び、宇右衛門はこれを引き取り宮本屋窯を始めた。作品は赤絵の飯田屋八郎右衛門を入れたことにより、赤絵密画が特徴となった。これらの赤絵作品は「八郎手」「飯田屋」と呼ばれ、またこの飯田屋八郎右衛門を主工としたことなどから、宮本屋窯の作品は「飯田屋窯」とも呼ばれる。1845年(弘化2)に宇右衛門が没し、1852年(嘉永5)に飯田や八郎右衛門が没すると間もなく廃窯となった。
資料解説見込みに空間を生かして椿と水仙を描いているが、描画の主役は赤絵細密であろう。存在感のある小紋に加え、見込みの周りには渦巻文を二重に配し、周縁部には六つの窓を設けて、白抜きの唐草文と毘沙門亀甲文を交互にあらわす。器体裏には内部の幾何文様とは対照的に、植物文が生き生きと描かれている。銘は二重角「福」で、緑彩を施す。宮本窯の作品と思われる。

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