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『五感』 のうち「視覚」

資料ID1537
中分類版画
小分類銅版画
法量縦25.3 横33.2
制作年1638年頃
作者名Aアブラハム・ボス
作者情報BOSSE, Abraham
資料解説17世紀フランスの銅版画家アブラハム・ボスの代表的連作《五感》(「視覚」、「聴覚」、「嗅覚」、「味覚」、「触覚」)の中の一つ。椅子に腰掛けた中央の女性は、机の上の鏡に写る自分の姿を眺め、胸に手をあてている。ここに見られる服装や生活様式などは、当時の風俗を伝える資料としても興味深く、また寓意的な主題や画面の装飾枠には西洋美術の伝統がうかがえる。技法的には、エッチングに用いる針の一種である、エショップを用いた腐蝕銅版技法によるもので、そのシャープな線を推奨したという、ボスの作風がうかがえる。 本研究所では、アブラハム・ボスが著した技法書に関する報告書『17世紀フランス銅版画技法の研究』(2004年3月)を発行している。

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