(資料群)個人寄贈資料17

資料群・作家名(ヨミ)コジンキゾウシリョウ17

略歴・解説

 寄贈者宅で保管されていた、昭和時代後期の生活資料である。
 1のガスストーブは、昭和40年代に転勤で東京に住んでいた時期に購入し、その後高松に戻った後も使用したものという。大正時代から昭和時代中期頃まで主流だった、スケルトン式ストーブと呼ばれるもので、スケルトンと呼ばれる粘土で作られた部分にバーナーの炎を当てて赤熱させる輻射式の暖房器具。ガスの安定した火力で部屋全体を暖めることができ、自分で燃料を補給する必要がないところが石油ストーブと比べると便利な点だった。保存状態も良好であり、生活の変遷を示す資料の一つとして活用できる資料である。
 2のラジオ付カメラは、昭和50年代後半にナショナル(松下電器産業株式会社)が発売したカメラの最初のシリーズ。ナショナルの持つストロボとラジオの生産技術を活かし、発売時には業界や消費者を驚かせた。ラジオとカメラのように複数の製品を組み合わせたアイデア商品としても位置づけられ、未使用で附属品が全て揃っている点も貴重である。

この資料群・作家の収蔵品一覧[全2件]

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