(資料群)山下D家資料

資料群・作家名(ヨミ)ヤマシタDケシリョウ

略歴・解説

 本資料は、昭和33年(1957)発売の東芝マツダ赤外線健康セット1型である。
 器具本体に専用の箱と保護眼鏡、説明書が付属している。本体はライトに取付け用のクリップがついた形状で、「マツダ赤外線医療電球」が使用されている。説明書によると、赤外線を目的部位に照射することで治療や美容効果が得られるといい、神経痛、火傷、肩こり、美容美顔法など、様々な病気・けが・美容に効用があると記されている。寄贈者の家族が東芝製機器修理関連の会社に勤務していたことがきっかけで、昭和40年前後に購入したものだという。
 昭和30年代には、白黒テレビ・冷蔵庫・洗濯機などの家電が普及し、また、本資料と同様の効能があるとされる赤外線健康器具が複数社から発売された。健康や美容面にも目を向けた当時の電化製品の様子が分かる資料である。

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