(資料群)堀家 資料(1)

資料群・作家名(ヨミ)ほりけしりょう(1)

略歴・解説

本資料は、讃岐出身の文人画家・三井飯山(1882~1941)が描いた色紙で、堀氏の収集品である。綾歌郡飯野村(現 飯山町)に生まれた飯山は、名を犀二郎といい、号の「飯山」は讃岐富士とも称される故郷の山、飯野山からとったとも言われている。若くして京都に移り、田能村竹田の弟子であった十市王洋に師事、後に竹田の養子・田能村直入について文人画を学んだ。江戸時代後期から続く文人精神を受け継ぎ、山水や花鳥図などを好んで描いた。京都画壇において、直入に続く文人画家の一人として晩年まで多くの門人を指導した。
本資料には、当初のものと思われる木箱が附属しており、箱の蓋表には「風月仙多」、裏には「辛酉四月竹風会紀念 飯山僊史題簽」と飯山が自署している。「竹風会」の内容については詳らかではないが、大正10年(1921)に書かれたものと知れ、色紙もその折に描かれたものと思われる。
(香川県歴史博物館『収蔵資料目録 平成11年度』より、一部修正し転載)

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