（資料群）木原家 資料

資料群・作家名（ヨミ）きはらけしりょう

略歴・解説

当資料は、寄贈者が知人から譲り受けたもので、昭和19年（1944）3月から同年12月までの読売ニュース写真焼付版84枚がアルバムに貼り付けられている。号数や日付から、2日おきに、1～3枚ずつ読売新聞社から発行されていたことがわかり、「定価月一円」と書かれていることから、新聞と同様に購読していたと考えられる。当時、他の新聞社・出版社からも同様のものが発行されていたという。
記事の内容は、時代を反映して、学童疎開や防空演習など国内の様子や、国外での日本軍の様子を伝えるものがほとんどで、日本が優勢であることを強調したものもある。また、「勝つも敗れるもたゞ銃後にある」(昭和19.7.16)という言葉から、同時期の新聞・雑誌等と同様に、国内の戦争協力体制をさらに強化することを重要な目的としていたことがわかる。
（香川県歴史博物館『収蔵資料目録　平成10年度』より、一部修正し転載）

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