（資料群）川田Ａ家 資料

資料群・作家名（ヨミ）かわだＡけしりょう

略歴・解説

「昭和十五年五月吉日」銘の墨書をもつ水車。昭和14年の大旱魃の翌年に高松市松島町でつくられ、三木町で使用されたものである。径5尺5寸。本資料のつくられたのは松島今橋で、農具をはじめさまざまな職人が集まった町である。作者の車屋重太郎の水車は、当然ながら高松市域で確認されているが、本資料の如く三木町池戸まで広がっていることがわかる。当時の流通範囲や旱魃の翌年に製作されていることは興味深い。
（香川県教育委員会『歴史博物館整備に伴う収蔵資料目録　平成９年度』より、一部修正し転載）

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