(資料群)合田A家 資料

資料群・作家名(ヨミ)ごうだAけしりょう

略歴・解説

寄贈者の父氏は明治24年生まれで、内務省に勤務し台湾などに赴任していたが、大正13年家業のひめや呉服店(琴平町榎井)を継ぐために帰国した。その後、現観音寺市柳町に支店を出し、呉服店を営むかたわら、計量器類を扱うようになった。戦後はひめや計器と改称し、現在に至っている。その間大正8年頃結婚し、大正15年には寄贈者が誕生している。寄贈者は昭和22年に結婚し、一男一女をもうけている。本資料群のほとんどは、寄贈者親子の生活・生業に関わるものである。観音寺町優良商店案内商売繁栄双六(32)は、昭和初期の観音寺のマチの様々な店の情況がよくわかる資料であるし、コロンビア製の蓄音機(176)とレコードは現在も当時の世相を心地よい音色とともに私たちに伝えてくれる好資料である。なおナショナル製の電気炊飯器(206)は、センタータッチ方式と呼ばれる自動炊飯器のはしりであり、当時(昭和39年)としては画期的な商品として売り出されたものという。
(香川県教育委員会『歴史博物館整備に伴う収蔵資料目録 平成7年度』より、一部修正し転載)

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