略歴・解説 | ホンマタカシは、昭和37年(1962)、東京都に生まれ、同57年から日本大学芸術学部写真学科に学ぶ。同60年、ライトパブリシティに入社。平成3年(1991)、同社を退社、イギリスに移住。滞在中にはファッション誌『i-D』のための撮影に携わる。翌年、帰国。以降、東京を本拠地に活動していく。平成7年、最初の写真集『Baby land』(リトル・モア)を発表。翌年、写真集『TOKYO SUBURBIA 東京郊外』(光琳社出版)で第24回木村伊兵衛写真賞を受賞。同22年には、東京造形大学の客員教授に迎えられ、後進を導く。同23~24年、個展「ホンマタカシ ニュー・ドキュメンタリー」が、東京オペラシティ、金沢21世紀美術館、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で開催されている。
ホンマの、香川県庁舎をはじめとする建築家丹下健三(1913~2005)が設計した建築を撮影した写真作品は、当館が会場となった『丹下健三 伝統と創造―――瀬戸内から世界へ』と題した、丹下の生誕百年を契機として開催された展覧会で展示された。
(香川県立ミュージアム『収蔵資料目録13』(令和5年3月刊行)の改題より一部を抜粋掲載) |