村切御案内四ケ村宛組合組頭共所持之覚書之事
作家名・資料群名 | (資料群)田井家 資料 |
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収蔵番号 | TH0#00002 |
資料番号 | 2 |
時代 | 安政6年8月吉日 |
作成者(→宛所) | 楠三郎雅行 |
香川県立ミュージアム 館蔵品データベース
作家名・資料群名 | (資料群)田井家 資料 |
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収蔵番号 | TH0#00002 |
資料番号 | 2 |
時代 | 安政6年8月吉日 |
作成者(→宛所) | 楠三郎雅行 |
資料群・作家名(ヨミ) | たいけしりょう |
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略歴・解説 | 「宝蔵」という屋号を持ち、本山寺で開かれていた市の市頭をつとめたという田井家に伝来する資料である。 当資料の「村切御案内四ヶ村宛組合組頭共所持之覚書之事」は将軍の代替りの際に派遣が予定された諸国巡見使に備えて、安政6年に丸亀藩が作成した手引書である。幕末の混乱の中で巡見使の派遣は延期され、結局実行されないまま維新にいたったが、派遣の計画があったことや、それに備えて藩が準備を進めていたことを示す資料はこれまで報告されておらず、新出資料として貴重なものである。また、寛政5年に派遣された巡見使の名前が見え、このような手引書が前例を参考に作成されたことを示している。 その他に明治31年の金刀比羅宮奉祝祭で奉祝会員に配布された資料や地租改正実施のための手引書など断片的ではあるが、興味深い資料が含まれている。 (香川県教育委員会『歴史博物館整備に伴う収蔵資料目録 平成5・6年度』より、一部修正し転載) |