【解説】拾遺和歌集 巻第十四
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中分類 | その他の勅撰集類 |
小分類 | 拾遺和歌集 巻第十四 |
文化財分類 CB | 図書 |
資料形式 CB | テキストデータベース |
+解説 | 拾遺和歌集巻第十四 伝二条為忠筆本 [貴4224] 〈外題〉ナシ 〈内題〉拾遺和謌集巻第十四 〈巻冊〉1巻1軸 〈体裁〉巻子装(冊子改装本) 〈書写年代〉鎌倉時代 〈寸法〉縦15.8糎 〈字高〉14.0糎 〈書入・貼紙〉見返しに極札を貼付 〈奥書〉ナシ 〈蔵書印〉「端居秘笈」 〈解題〉 『拾遺和歌集』は、寛弘二~四年(1005~07)頃に花山院親撰によって成立した第3番目の勅撰和歌集。藤原公任撰『拾遺抄』を増補改訂して成立した。藤原定家以前は『拾遺抄』が、以後は『拾遺和歌集』が尊重された。いわゆる三代集の一つに数えられる。 本書は、北野克氏が所蔵していた巻十四の零本で、すでに氏によって翻刻がなされている(『拾遺集北野本』付録解説。影印されている北野本とは別の本)。 箱書には「二條家為忠筆」(蓋表)とあり、また見返しには「二條家為忠卿〈戀哥四題〉〔「琴山」墨印〕」の極札が添付してあるように、南北朝期に活躍した二条為忠が伝承筆者とされているが、筆跡からしてやや前の鎌倉時代の書写と考えた方がよいだろう。 現装丁は巻子装であるが、本来は冊子装の升型本であったと考えられる。現在は、一紙が縦15.7糎×横14.6~15.2糎となっており、それらに呼び継ぎなどの処理が施されている。 本文は、定家本系統とは違う異本系統で、定家本系統の天福本(天福元年(1233)藤原定家書写)と比べると、異同が多く認められる。重要な伝本の一つに数えられよう。 〈参考〉 ・北野克『拾遺集 北野本』(端居書屋 昭和39年) |
+登録番号(図書館資料ID) | 貴3655 |
所有者(所蔵者) | 國學院大學図書館 |
コンテンツ権利区分 | CC BY-SA-ND |
資料ID | 143310 |
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