【解説】沙石集 巻一~巻十 無住道暁 著 貞享3(1686)年刊 小汀利得・仁和寺眞乗院旧蔵本
大分類 | 図書館デジタルライブラリー |
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中分類 | 神道文化関係 |
小分類 | 沙石集 巻一~巻十 無住道暁 著 貞享3(1686 |
分野分類 CB | 歴史学 |
文化財分類 CB | 図書 |
資料形式 CB | テキストデータベース |
+解説 | 沙石集 無刊記整版本 [貴2423-2432] 〈外題〉「沙石集」(左肩原装双辺題簽) 〈内題〉「沙石集」 〈巻冊〉10巻10冊 〈体裁〉袋綴(四つ目綴) 〈表紙寸法〉縦28.4糎×横20.3糎 〈書入・貼紙〉第1冊表表紙右肩に「全部十巻」と書入あり(墨書)。振仮名の書入あり(朱書)。 〈刊記〉なし 〈蔵書印〉「をばま」、「仁和寺/真乗院」、「萬東」 〈解題〉 『沙石集』は、弘安6年(1283)に成立した道暁無住作の仏教説話集である。『沙石集』の諸本は、広本系と略本系とに大別できる。その中で版本は略本系に分類される。本書は元和二年整版本の後刷とされる無刊記十二行整版本である。本文の特徴としては、正保四年版以降の本文と比べ、誤脱が少ないことが挙げられる。 本書の巻十下最終丁には、元和二年整版本に「元和二年六月吉日」とある刊記がない。おそらく削り取られたのだろう。寛永以降の整版本は、巻十下において「長楽寺栄朝上人事」・「寿福寺朗誉上人事」、 「松嶋法心上人事」の題が付されるが本書にはない。なお、本学所蔵本は巻六下の3丁目が落丁、巻一下12丁目・巻六上7丁目・巻九上18丁目をそれぞれ補写している。 〈参考〉 ・小林忠夫「沙石集の版本に就いて―特に整版本・活版本を中心に―」(『國學院雑誌』60-6 1959年6月) |
+登録番号(図書館資料ID) | 貴2423-2432 |
資料ID | 143102 |
所有者(所蔵者) | 國學院大學図書館 |
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