鈴木重胤
| 大分類 | 明治期国学・神道・宗教関係人物データベース |
|---|---|
| 分野分類 ＣＢ | 宗教学・神道学 |
| 人名 | 鈴木重胤 |
| +読み仮名 / NAME / 性別 | すずき しげたね / Suzuki Shigetane / 男 |
| +別称 | 〔幼名〕雄三郎［重胤伝］ 〔通称〕勝左衛門［重胤伝］ 〔号〕厳橿本、橿廼舎［重胤伝］ 〔称〕府生、柱州［重胤伝］ 〔本性〕穂積［重胤伝］ |
| +生年月日 | 文化9年（1812）5月5日［重胤伝］ |
| +没年月日 | 文久3年（1863）8月15日［重胤伝］ |
| 学統・宗派 | 平田篤胤、大国隆生［重胤伝］ |
| +研究書・伝記 | 保科孝一『国語学小史』大日本図書、1899年。 秋野庸彦『鈴木重胤先生小伝』鈴木謙吉、1909年。 佐々木信綱編『国民歌集』民友社、1909年。 室松岩雄編『国文註釈全書』11・12、國學院大学出版部、1910年〔『日本文学古註釈大成』32・33として複製、日本図書センター、1979年〕。 国分胤之編『魚水実録』上、旧高梁藩親睦会、1911年。 野崎英夫編『歌人百家帖』中央歌文会、1913年。 西田春耕『口嗜小史』（芸苑叢書）、風俗絵巻図画刊行会、1919年。 大滝直之助編刊『鈴木重胤大人贈位奉祝祭献詠集』1921年。 滝内弘章編『先哲和歌墨蹟百種』山本文華堂、1922年。 樹下快淳『鈴木重胤の真人物』明治聖徳記念学会、1925年。 野村八良『国文学研究史』原広書店、1926年。 清原貞雄『国学発達史』大鎧閣、1927年。 坂本清編刊『短冊写真帖』1、1928年。 野村八良『国学全史』下、関書院、1928年。 後醍院良望編刊『自凝舎後醍院真柱先生伝』1929年。 津名郡教育会,・三原郡教育会編刊『東宮殿下淡路行啓記念誌』1930年。 星川清民述『鈴木重胤大人学説神道演義』山形県神職会第五支会・厳橿会、1931年。 稲村真理編『評釈近世名家諄辞集』明治書院、1932年。 河野省三『国学の研究』大岡山書店、1932年。 敷田年治著・角正方編『桃垣葉』上、敷田年継、1932年。 藤村作『近世国歌集』山海堂出版部、1933年。 上野賞輔編『日本精神之真髄』皇道之日本社、1934年。 川島禾舟著刊『鈴木重胤の片影』1935年。 齋藤茂吉『柿本人麿』鴨山考補註篇、岩波書店、1935年。 金杉英五郎編『家厳金杉竹軒五十年祭記念』日本医事週報社、1937年。 『鈴木重胤全集』鈴木重胤先生学徳顕揚会・図書出版、1937～44年。 木村三大郎『大阪の勤王歌人』大阪談話会、1938年。 志田延義著・教学局編『日本精神叢書』46（幕末勤王歌人集）、内閣印刷局、1940年。 『弥彦神社叢書』1、弥彦神社社務所、1940年。 京都帝国大学編刊『尊攘遺芳』1941年。 近藤八十二『能代乃武加志―肇国二千六百年・能代市制実施記念』能代読書会、1941年。 落合重信『神戸和歌史』上崎書店、1942年。 高須芳次郎『愛国詩文二千六百年』非凡閣、1942年。 川田順『愛国百人一首評釈』朝日新聞社、1943年。 河野省三『国学史の研究』畝傍書房、1943年。 神戸市教育局教導課編刊『勤皇遺烈物語』1、1943年。 高梨光司『維新人物史話』博多成象堂、1943年。 東京新聞社編『勤皇烈士に学べ』建設社、1943年。 ☆星川清民『鈴木重胤伝―附門人伝』言霊書房、1943年。 『鈴木重胤翁遺稿片影』大日本神祇会山形県支部、1943年。 『鈴木重胤集』（国学大系21）、地平社、1944年。 伝記学会編『国学者研究』北海出版社、1943年。 福井久蔵『幕末の歌人』研究社、1945年。 谷省吾著刊『橿の実―鈴木重胤の研究』1953年。 谷省吾著刊『しのすすき』1954年。 福家惣衛『香川県和歌史』香川県文化同好会、1954年。 村岡典嗣著・村岡典嗣著作集刊行会編『日本思想史研究』1（神道史）、創文社、1956年。 能代市史編纂委員会編『能代市史稿』4（近世下）、能代市、1959年。 『吉井良尚選集』吉井良尚先生古稀勤続五十年祝賀会、1962年。 芳賀登『幕末国学の展開』（塙選書）塙書房、1963年。 島田清『鈴木重胤』兵庫県教育委員会、1964年。 工藤定雄・秋野庸太郎編『加茂港史』加茂郷土史編纂委員会、1966年。 平尾道雄『維新暗殺秘録』白竜社、1967年。 小池藤五郎『政治総裁職松平春岳幕末覚書』人物往来社、1968年。 ☆谷省吾『鈴木重胤の研究』（神道史研究叢書）神道史学会、1968年。 西谷勝也『季節の神々』（考古民俗叢書）慶友社、1968年。 梶谷実『大社―紀行と詩歌』ユースホステル大社グループ、1970年。 田村順三郎編『鈴木重胤と桂家』（新津・中蒲原郡郷土資料第8集）新津市立記念図書館、1970年。 徳島新聞社編『徳島近代史』1（幕末・維新編）、教育出版センター、1970年。 『国学運動の思想』（日本思想大系51）、岩波書店、1971年。 小野祖教編『神道思想名著集成』中、國學院大學日本文化研究所第三研究室、1972年。 中村辛一・五百川清編『越佐歴史散歩』下越編、野島出版、1973年。 田村順三郎編刊『桂家に宛てたる鈴木重胤の書信』1974年。 山住正己・中江和恵編注『子育ての書』3（東洋文庫）平凡社、1976年。 伏見稲荷大社編『稲荷大社由緒記集成』補遺篇、伏見稲荷大社社務所、1983年。 谷省吾・加茂正典編『鈴木重胤紀行文集』1～4（神道資料叢刊）、皇學館大学神道研究所、2003・2006・2009・2018年。 加藤隆久『よみがえりの社と祭りのこころ』戎光祥出版、2014年。 |
| +研究論文 | 佐藤守雄「鈴木重胤先生の小伝に就て」『全国神職会々報』141、1910年。 佐藤仁之助「「スメラミコト」考（承前）」『國學院雜誌』217、1915年。 樹下快淳「鈴木重胤の敬神思想」『中央史壇』91・6、1924年。 星川清民「鈴木重胤学説」『國學院雜誌』332・335・337・342・348、1927～28年。 河野省三「鈴木重胤の一側面」『国史学』7、1931年。 佐々木信綱「安政の大震災に於ける長野義言と鈴木重胤の書簡」『心の花』3810、1934年。 穴山孝道「鈴木重胤の自撰詠草」『心の花』396、1935年。 河野省三「重胤翁の努力と学説」『兵庫神祇』302・305、1935年。 高梨光司「鈴木重胤に就て」『上方』54、1935年。 樹下快淳「鈴木重胤の遺稿探訪記(1)～(13)」『書誌学』63～6、71～3・6、81～3・5、92、1935～37年。 樹下快淳「国学者鈴木重胤」『伝記』31、1936年。 川島禾舟「鈴木重胤の片影」『房総神祇』8～9、1937年。 樹下快淳「演題 国学者鈴木重胤大人の勤王事蹟に就て―第五十五回読書会例会」『山形県文化時報』22、1938年。 樹下快淳「鈴木重胤大人の神祇崇敬に就いて」『明治聖徳記念学会紀要』51、1939年。 樹下快淳「重胤先生の偉さ」『観光の兵庫』23、1940年。 谷亮平「鈴木重胤翁について」『國學院雜誌』4711、1941年。 国分剛二「鈴木重胤の観た国学大人」『伝記』911、1942年。 斎田時太郎「国学者鈴木重胤と安政地震記」『地震』143、1942年。 川島右次「鈴木重胤大人」1～3、『伝記』101～2、1943年。 佐佐木信綱「鈴木重胤とその歌」『短歌研究』124、1943年。 藤原優「敬仰鈴木重胤大人」『大日本教育』795、1945年。 谷省吾「大国隆正と鈴木重胤」『日本歴史』60、1953年。 谷省吾「鈴木重胤と大滝光憲」『神道史研究』36、1955年。 谷省吾「鈴木重胤の宗像信仰」『神道史研究』56、1957年。 谷省吾「出雲大社と鈴木重胤」千家尊宣先生還暦記念神道論文集編纂委員会編『千家尊宣先生還暦記念神道論文集』神道学会、1958年。 谷省吾「生田神社と鈴木重胤」『むすび』18、1963年。 谷省吾「まなびのみち―鈴木重胤の神習紀行」『桃李』38、1963年。 成沢米三「（郷学と現代）国学者鈴木重胤と庄内」『師と友』178、1965年。 斎藤正一「学者の商法―鈴木重胤と大山酒の江戸廻酒」『日本歴史』216、1966年。 谷省吾「『修理固成』考」『皇學館大学紀要』5、1967年。 谷省吾「鈴木重胤の『こころの掟』―国学者の家庭祭祀の一例」『皇學館論叢』15、1968年。 奥野光昭「白石正一郎の人と思想(2)―鈴木重胤大人資風が学の親也」『神道学』78、1973年。 飯田臨栄「〈翻・複〉鈴木重胤の「地震の記」」『新居郷』6、1976年。 柴田澄雄「安政の地震記を書いた鈴木重胤について」『新居郷』6、1976年。 芳賀登「平田学派の尊攘運動の一形態」『歴史人類』1、1976年。 芳賀登「鈴木重胤と平田党―鈴木重胤暗殺事件の背景」『歴史人類』5、1978年。 鎌田東二「資料紹介鈴木重胤著『言霊考』」『國學院大學神道研究集録』6、1980年。 福田真久「<翻刻>ひも鏡中の心」『国士舘大学教養論集』11、1980年。 野口武司「鈴木重胤の神典研究」國學院大學日本文化研究所編刊『維新前後に於ける国学の諸問題―創立百周年記念論文集』1983年。 加藤隆久「鈴木重胤の間人近正宛書信をめぐって」『國學院雜誌』8711、1986年。 加藤隆久「鈴木重胤と神戸―間人近正との往復書簡を中心に」『神戸史談』267、1990年。 佐々木聖使「幕末国学における天之御中主神観」『日本大学精神文化研究所紀要』25、1994年。 加茂正典「天孫降臨神話と大嘗祭―折口説以前の研究史」『皇學館大學神道研究所紀要』11、1995年。 前田勉「鈴木重胤の鎮魂論」『愛知教育大学研究報告』人文・社会科学47、1998年〔学術文献刊行会編『国文学年次別論文集』近世2（1998年）再録、朋文出版、2000年〕。 中野裕三「鈴木重胤と神祇祭祀―神学確立過程に関する一考察」『明治聖徳記念学会紀要』40、2004年。 中野裕三「多神信仰の論理―国学者の視点」『春秋』459、2004年。 中野裕三「鈴木重胤と神祇祭祀」『神道宗教』198、2005年。 山崎勝昭「鈴木重胤と佐々木春夫―天保十年代から弘化年間にかけての交遊」『葭』12、2005年。 小川直之「折口信夫の霊魂論覚書」『明治聖徳記念学会紀要』44、2007年。 荊木美行「鈴木重胤と風土記―『常陸国風土記鈔』の飜刻と解説」『皇學館大學文学部紀要』46、2008年〔学術文献刊行会編『国文学年次別論文集』古代2（2008年）再録、朋文出版、2010年〕。 荊木美行「鈴木重胤の風土記研究」『政治経済史学』500、2008年。 中野裕三「近世から近代に至る国学者による「宝鏡開始章」註釈の比較」國學院大學研究開発推進センター 編『史料から見た神道―國學院大學の学術資産を中心に』弘文堂、2009年。 中野裕三「招魂祭詞に見られる霊魂観―近世国学者の霊魂観との比較」『國學院大學研究開発推進センター研究紀要』2、2008年。 工藤浩「マドコオフスマ考」『国文学研究』165、2011年。 山崎勝昭「雑記（九）国学者たちの交友―春平と芳樹と重胤との場合」『葭』24、2011年。 金沢英之「神話から現実へ―変容する世界と『古事記伝』の〈越境〉」山下久夫・斎藤英喜編『越境する古事記伝』森話社、2012年。 遠藤佳那子「近世後期の活用研究とテニヲハ論における<命令形>」『日本語研究』94、2013年。 近藤左知子「鈴木重胤の風土記研究―『延喜式祝詞講義』を中心に」『史料―皇學館大學史料編纂所報』239、2013年。 青田國男「鈴木重胤の神道思想と長州藩」『山口県神道史研究』27、2015年。 中澤伸弘「鈴木重胤『詞のちりひぢ』は誰の著作か」『日本古書通信』809、2015年。 『兵庫神祇』贈正五位鈴木重胤先生九十年祭記念号。 |
| +事典・略伝等 | 兵庫県厚生文化事業協会編刊『兵庫県郷土人物誌』1、1942年。 伊藤尾四郎編『宗像郡誌』下、深田千太郎、1944年。 新津市役所編刊『新津市誌』1952年。 鶴岡市編刊『鶴岡市史』上、1962年。 のじぎく文庫編『兵庫県人物事典』1968年。 斎藤正一・佐藤誠朗『大山町史』同刊行会、1969年。 笠井助治『近世藩校に於ける学統学派の研究』下、吉川弘文館、1970年。 新見貫次『淡路史』のじぎく文庫、1970年。 永山卯三郎編『倉敷市史』5・10、1973・74年。 田尻佐編『贈位諸賢伝』近藤出版社、1975年（増補版）。 村上正名『福山の歴史―今昔物語』上、歴史図書社、1978年。 墨田区編刊『墨田区史』前史、1978年。 兵庫県史編集専門委員会『兵庫県史』5、兵庫県、1980年。 『新修平田篤胤全集』別巻、名著出版、1981年。 長南寿一編『庄内文化芸術名鑑』六兵衛館、1982年。 兵庫県大百科事典刊行委員会編『兵庫県大百科事典』上、神戸新聞出版センター、1983年。 庄内人名辞典刊行会編刊『新編庄内人名辞典』1986年。 浜岡きみ子『鈴木重胤―いのちを尊び国学にうちこんだその心』北淡町、1993年。 『国学者伝記集成』 『和歌大辞典』 ＊国史大辞典、国書人名辞典、神道事典、神道辞典、神道人名辞典、神道大辞典 |
| +略年譜 | 文化9年（1812） 5月5日、淡路国津名郡仁井村に生まれる。父・重威、母・麗子［研究］。 文化13年（1816） 父より「重胤」の名を授かる［研究］。 文政8年（1825） 1月27日、父・重威死去。この頃より大阪鴻池家に商業見習いとなる［研究］。 天保3年（1832） 5月7日、平田篤胤に入門名簿を送る［研究］。 天保4年（1834） 大国隆生が大阪に赴く。この年か翌年、隆生に入門する［研究］。 天保8年（1837） 9月10日、橋本家を去り淡路に戻る［研究］。 天保14年（1843） 閏9月11日、篤胤死去。11月4日、篤胤の霊前で入門伝統誓約［研究］。 嘉永元年（1848） 10月24日、『延喜式祝詞講義』起稿。［研究］。（※星川清民『鈴木重胤伝』では『日本書紀伝』は嘉永7年正月より筆をとるとあるｐ６） 嘉永5年（1852） 春、『延喜式祝詞講義』脱稿［研究］。 嘉永6年（1853） 11月14日、『日本書紀伝』起稿［研究］。 安政4年（1857） 11月19日、銕胤より最初の抗議を受ける。12月30日、銕胤との不和事件を記した答問書を大山に送る［研究］。 安政5年（1858） 2月22日、銕胤より絶交通告［研究］。 文久3年（1863） 8月15日、江戸小梅の自宅で暗殺される。『日本書紀伝』は未完となる［研究］。 |
| +著作目録類 | 谷省吾『鈴木重胤の研究』（神道史研究叢書）神道史学会、1968年。 |
| +主要著作 | 鈴木重胤、秋野庸彦『日本書紀伝』全7冊、皇典講究所國學院大學出版部、1910年。 鈴木重胤『鈴木重胤全集』全13巻、鈴木重胤先生学徳顕揚会、19371944年。 鈴木重胤『延喜式祝詞講義』全3冊、国書刊行会、1878年（1939年刊の再刊）。 鈴木重胤『中臣寿詞講義』国書刊行会、1978年（1944年刊の複製） |
| データベースの典拠 | 「重胤伝」＝星川清民『鈴木重胤伝―附門人伝』言霊書房、1943年。 「研究」＝谷省吾『鈴木重胤の研究』（神道史研究叢書）神道史学会、1968年。 |
| コンテンツ権利区分 | CC BY-NC |
| 資料ID | 40326 |
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Title：SUZUKI SHIGETANE
資料名：鈴木重胤
旧国名：淡路国
和暦：文久3年
西暦：18631863
人名（著者、役者等）：鈴木重胤
備考２：国伝
備考３：全
大分類：国学関連人物データベース
旧管理番号：36412
目録番号：5464
資料ID：40820