岡熊臣

大分類明治期国学・神道・宗教関係人物データベース
分野分類　ＣＢ宗教学・神道学
人名岡熊臣
+読み仮名　/　NAME　/　性別おか　くまおみ / Oka Kumaomi / 男
+別称〔字〕東嶺［転換期］
〔幼〕忠栄［従四位］
〔通〕蔵之助［従四位］
〔号〕桜廼舎［従四位］・大瓠［転換期］
+生年月日天明3年（1783）3月9日［転換期］
+没年月日嘉永4年（1851）8月6日［転換期］
学統・宗派佐伯種孚・千家俊信・平田篤胤［従四位］・村田春門［転換期］
+研究書・伝記☆宮崎幸麿編『贈従四位岡熊臣小伝』石河年養、1907年。
島根県立津和野中学校々友会編刊『津和野教育史談』1935年。
野津左馬之助編『鹿足郡誌』島根県鹿足郡町村長会、1935年〔1987年、臨川書店がシリーズ「島根県郷土誌叢刊」として複製〕。
沖本常吉編『岡熊臣精神読本』木部村先賢顕彰会、1941年。
佐野堅司『日本武学史』大東書館、1942年。
村岡典嗣著作集刊行会編『日本思想史研究』1（神道史）、創文社、1956年。
佐野正巳『近世国学新資料集解』三和書房、1972年。
加藤隆久『神社の史的研究』桜楓社、1981年。
加藤隆久編『岡熊臣集』全2冊、国書刊行会、1985年。
加藤隆久『神道津和野教学の研究』国書刊行会、1985年。
神道大系編纂会編刊『神道大系論説編27　諸家神道（上）』、1988年。
安蘇谷正彦『神道の生死観―神道思想と「死」の問題』ぺりかん社、1989年。
桂島宣弘『幕末民衆思想の研究―幕末国学と民衆宗教』文理閣、1992年。
張憲生『岡熊臣　転換期を生きた郷村知識人―幕末国学者の兵制論と「淫祀」観』三元社、2002年。
阪本是丸『近世・近代神道論考』弘文堂、2007年。
小林威朗『平田国学の霊魂観』弘文堂、2017年。
+研究論文宮崎幸麿「岡熊臣翁の長歌」好古社編刊『好古類纂』2編第6集、1909年。
宮崎幸麿『贈従四位岡熊臣小伝』好古社編刊『好古類纂』3編第7集、1909年。
小竹園主人「自筆本(1)」『典籍之研究』6、1927年〔1997年、ゆまに書房が「書誌書目シリーズ44　典籍関係雑誌叢書第2巻」として『典籍之研究』1～6号を合本複製〕。
森潤三郎「石河正養翁」『歴史と国文学』76、1932年。
加藤隆久「岡熊臣と養老館学則」『神道史研究』85、1960年。
加藤隆久「岡熊臣の和歌について」『甲南大学文学会論集』15、1961年。
佐野正巳「宣長学の展開―国学と蘭学の展開」『人文学研究所報』7、1973年。
加藤隆久「津和野教学の一考察―岡熊臣の「学本論」を中心として」『神道宗教』75～79（神道教学論攷―小野祖教博士古稀記念号　諸家の神道の篇）、1975年。
安蘇谷正彦「岡熊臣の「死」の問題―宣長・篤胤との比較を通して」國學院大學日本文化研究所創立百周年記念論文集編集委員会編『維新前後に於ける国学の諸問題―創立百周年記念論文集』國學院大學日本文化研究所、1983年。
岡熊臣文書研究会「史料紹介　岡熊臣著『学本論』」前・中・下編『立命館史学』4・6・7、1983・1985・1986年。
加藤隆久「津和野の国学と岡熊臣」國學院大學日本文化研究所創立百周年記念論文集編集委員会編『維新前後に於ける国学の諸問題―創立百周年記念論文集』國學院大學日本文化研究所、1983年。
加藤隆久「岡熊臣の文学語学研究と紀行文について」『風間力三先生退職記念文集』風間力三先生退職記念会、1987年。
吉岡栄「岡熊臣『兵制新書』について」『川村短期大学研究紀要』8、1988年。
武田秀章「岡熊臣の神道史観・神職像―「神職暦運考」を中心に」『國學院大學日本文化研究所紀要』68、1991年。
大須賀久人「国学者に於ける死生観と近世天文学との関係」谷省吾先生退職記念神道学論文集編集委員会編『神道学論文集―谷省吾先生退職記念』、国書刊行会、1995年。
芳賀登「幕末における本居・平田学の継承」『東京家政学院大学紀要』35、1995年。
白石昭臣「津和野本学の研究(2)」島根県立国際短期大学編刊『地域研究調査報告書―地域文化の基礎的な比較研究』5、1998年。
白石昭臣「津和野本学の研究―その周辺と背景(3)」島根県立国際短期大学編刊『地域研究調査報告書―地域文化の基礎的な比較研究』6、1999年。
此経啓助「神道式墳墓とは何か(2)」『日本大学芸術学部紀要』43、2006年。
加藤隆久「神道津和野教学と現代」『明治聖徳記念学会紀要』44、2007年。
中沢伸弘「たまのゆくへ―国学者の考へた死後の世界」『明治聖徳記念学会紀要』44、2007年。
「〈シンポジウム〉日本人の霊魂観と慰霊」『明治聖徳記念学会紀要』44、2007年。
小林威朗「岡熊臣の思想―『読淫祀論』を中心に」『神道研究集録』22、2008年。
小林威朗「岡熊臣『三大老之追考』の「天地泉」―霊魂観研究の序として」『國學院大學研究開発推進機構紀要』1、2009年。
小林威朗「神職・国学者岡熊臣の霊魂観形成過程に関する一考察」『神道宗教』219、2010年。
中野裕三「招魂祭詞に見られる霊魂観―近世国学者の霊魂観との比較」『國學院大學研究開発推進センター研究紀要』4、2010年。
城崎陽子「歌聖・柿本人麻呂の変貌」鈴木健一編『江戸の「知」―近世注釈の世界』森話社、2010年。
城崎陽子「柿本人麻呂伝承論―「歌のちから」による歌人像の変容」『新国学』4、2012年。
+事典・略伝等「岡熊臣翁略伝」『好古雑誌』23、1882年。
小沢政胤『慶長以来国学家略伝』国光社、1900年。
「岡熊臣翁贈位祝祭」『國學院雜誌』138、1907年。
「岡熊臣」皇典講究所神職養成部編刊『神のみや人』1912年。
『国学者伝記集成』2、名著刊行会、1978年。

＊ 国史大辞典、国書人名辞典、神道事典、神道人名辞典、神道大辞典
+略年譜天明3年（1783）　癸卯3月、津和野藩石見国鹿足郡木部、木薗郷中組村にて誕生。父は相模守忠英。岡氏は富永山八幡宮の社司。幼少より、兵学（越後流）を津和野藩士の保々光享に、弓術を同じく津和野藩士の石河官左衛門に学ぶ［従四位］。
享和3年（1803）　癸亥、大阪に遊学し、兵法（甲州流）や武技（槍術・銃術・柔術）を学ぶ。のち、江戸の諸名家を歴訪。帰国後は、津和野藩士の佐伯種孚に国学を学ぶ。のち、出雲国造千家俊信（梅廼舎）に入門［従四位］。
嘉永2年（1849）　已酉12月、藩校養老館の国学教師となり、学則を作成する［従四位］。
嘉永4年（1851）　辛亥3月23日、藩校生は誰でも国学の講義を聴聞できるようにと建議し、認められる。8月5日、病のため死去。享年69歳［従四位］。
+主要著作『日本書紀私伝』78巻
『日本書紀外伝』
『道の埋木』
『千世の住処』2巻
『藻籃の烟　附千世之古道辨』
『学柱』
『祓の祠潮の八百会』3巻
『詠歌大概後釈』2巻
『列賊伝』
『学本論』5巻
『母我呼名』3巻
『津貢論評棚無小舟』
『柿本人麿事跡考辨』
『跡の浅瀬』2巻
『幽府三神御伝記』
『兵制新書』15巻
『千世の古道』
『神職歴運考』3巻
『淫祠論評』
『神代史統一』
『神葬祭儀俗鮮』
『本教綱目提要講義』
『古言清濁論』
『花王舎雑録』2巻
『櫻之志豆久』8巻
『櫻之舎歌集』
データベースの典拠「従四位」＝宮崎幸麿編『贈従四位岡熊臣小伝』石河年養、1907年。
「転換期」＝張憲生『岡熊臣　転換期を生きた郷村知識人―幕末国学者の兵制論と「淫祀」観』三元社、2002年。
コンテンツ権利区分CC BY-NC
資料ID40322
-110111 50 2019/12/06 kota.saito 本登録 0 JMK000162 岡熊臣 Oka Kumaomi 岡熊臣 Oka Kumaomi 天明3年（1783）～嘉永4年（1851） おか　くまおみ / Oka Kumaomi / 男 おか　くまおみ 〔字〕東嶺［転換期］
〔幼〕忠栄［従四位］
〔通〕蔵之助［従四位］
〔号〕桜廼舎［従四位］・大瓠［転換期］ 天明3年（1783）3月9日［転換期］ 嘉永4年（1851）8月6日［転換期］ 佐伯種孚・千家俊信・平田篤胤［従四位］・村田春門［転換期］ ☆宮崎幸麿編『贈従四位岡熊臣小伝』石河年養、1907年。
島根県立津和野中学校々友会編刊『津和野教育史談』1935年。
野津左馬之助編『鹿足郡誌』島根県鹿足郡町村長会、1935年〔1987年、臨川書店がシリーズ「島根県郷土誌叢刊」として複製〕。
沖本常吉編『岡熊臣精神読本』木部村先賢顕彰会、1941年。
佐野堅司『日本武学史』大東書館、1942年。
村岡典嗣著作集刊行会編『日本思想史研究』1（神道史）、創文社、1956年。
佐野正巳『近世国学新資料集解』三和書房、1972年。
加藤隆久『神社の史的研究』桜楓社、1981年。
加藤隆久編『岡熊臣集』全2冊、国書刊行会、1985年。
加藤隆久『神道津和野教学の研究』国書刊行会、1985年。
神道大系編纂会編刊『神道大系論説編27　諸家神道（上）』、1988年。
安蘇谷正彦『神道の生死観―神道思想と「死」の問題』ぺりかん社、1989年。
桂島宣弘『幕末民衆思想の研究―幕末国学と民衆宗教』文理閣、1992年。
張憲生『岡熊臣　転換期を生きた郷村知識人―幕末国学者の兵制論と「淫祀」観』三元社、2002年。
阪本是丸『近世・近代神道論考』弘文堂、2007年。
小林威朗『平田国学の霊魂観』弘文堂、2017年。 宮崎幸麿「岡熊臣翁の長歌」好古社編刊『好古類纂』2編第6集、1909年。
宮崎幸麿『贈従四位岡熊臣小伝』好古社編刊『好古類纂』3編第7集、1909年。
小竹園主人「自筆本(1)」『典籍之研究』6、1927年〔1997年、ゆまに書房が「書誌書目シリーズ44　典籍関係雑誌叢書第2巻」として『典籍之研究』1～6号を合本複製〕。
森潤三郎「石河正養翁」『歴史と国文学』7-6、1932年。
加藤隆久「岡熊臣と養老館学則」『神道史研究』8-5、1960年。
加藤隆久「岡熊臣の和歌について」『甲南大学文学会論集』15、1961年。
佐野正巳「宣長学の展開―国学と蘭学の展開」『人文学研究所報』7、1973年。
加藤隆久「津和野教学の一考察―岡熊臣の「学本論」を中心として」『神道宗教』75～79（神道教学論攷―小野祖教博士古稀記念号　諸家の神道の篇）、1975年。
安蘇谷正彦「岡熊臣の「死」の問題―宣長・篤胤との比較を通して」國學院大學日本文化研究所創立百周年記念論文集編集委員会編『維新前後に於ける国学の諸問題―創立百周年記念論文集』國學院大學日本文化研究所、1983年。
岡熊臣文書研究会「史料紹介　岡熊臣著『学本論』」前・中・下編『立命館史学』4・6・7、1983・1985・1986年。
加藤隆久「津和野の国学と岡熊臣」國學院大學日本文化研究所創立百周年記念論文集編集委員会編『維新前後に於ける国学の諸問題―創立百周年記念論文集』國學院大學日本文化研究所、1983年。
加藤隆久「岡熊臣の文学語学研究と紀行文について」『風間力三先生退職記念文集』風間力三先生退職記念会、1987年。
吉岡栄「岡熊臣『兵制新書』について」『川村短期大学研究紀要』8、1988年。
武田秀章「岡熊臣の神道史観・神職像―「神職暦運考」を中心に」『國學院大學日本文化研究所紀要』68、1991年。
大須賀久人「国学者に於ける死生観と近世天文学との関係」谷省吾先生退職記念神道学論文集編集委員会編『神道学論文集―谷省吾先生退職記念』、国書刊行会、1995年。
芳賀登「幕末における本居・平田学の継承」『東京家政学院大学紀要』35、1995年。
白石昭臣「津和野本学の研究(2)」島根県立国際短期大学編刊『地域研究調査報告書―地域文化の基礎的な比較研究』5、1998年。
白石昭臣「津和野本学の研究―その周辺と背景(3)」島根県立国際短期大学編刊『地域研究調査報告書―地域文化の基礎的な比較研究』6、1999年。
此経啓助「神道式墳墓とは何か(2)」『日本大学芸術学部紀要』43、2006年。
加藤隆久「神道津和野教学と現代」『明治聖徳記念学会紀要』44、2007年。
中沢伸弘「たまのゆくへ―国学者の考へた死後の世界」『明治聖徳記念学会紀要』44、2007年。
「〈シンポジウム〉日本人の霊魂観と慰霊」『明治聖徳記念学会紀要』44、2007年。
小林威朗「岡熊臣の思想―『読淫祀論』を中心に」『神道研究集録』22、2008年。
小林威朗「岡熊臣『三大老之追考』の「天地泉」―霊魂観研究の序として」『國學院大學研究開発推進機構紀要』1、2009年。
小林威朗「神職・国学者岡熊臣の霊魂観形成過程に関する一考察」『神道宗教』219、2010年。
中野裕三「招魂祭詞に見られる霊魂観―近世国学者の霊魂観との比較」『國學院大學研究開発推進センター研究紀要』4、2010年。
城崎陽子「歌聖・柿本人麻呂の変貌」鈴木健一編『江戸の「知」―近世注釈の世界』森話社、2010年。
城崎陽子「柿本人麻呂伝承論―「歌のちから」による歌人像の変容」『新国学』4、2012年。 「岡熊臣翁略伝」『好古雑誌』2-3、1882年。
小沢政胤『慶長以来国学家略伝』国光社、1900年。
「岡熊臣翁贈位祝祭」『國學院雜誌』13-8、1907年。
「岡熊臣」皇典講究所神職養成部編刊『神のみや人』1912年。
『国学者伝記集成』2、名著刊行会、1978年。

＊ 国史大辞典、国書人名辞典、神道事典、神道人名辞典、神道大辞典 天明3年（1783）　癸卯3月、津和野藩石見国鹿足郡木部、木薗郷中組村にて誕生。父は相模守忠英。岡氏は富永山八幡宮の社司。幼少より、兵学（越後流）を津和野藩士の保々光享に、弓術を同じく津和野藩士の石河官左衛門に学ぶ［従四位］。
享和3年（1803）　癸亥、大阪に遊学し、兵法（甲州流）や武技（槍術・銃術・柔術）を学ぶ。のち、江戸の諸名家を歴訪。帰国後は、津和野藩士の佐伯種孚に国学を学ぶ。のち、出雲国造千家俊信（梅廼舎）に入門［従四位］。
嘉永2年（1849）　已酉12月、藩校養老館の国学教師となり、学則を作成する［従四位］。
嘉永4年（1851）　辛亥3月23日、藩校生は誰でも国学の講義を聴聞できるようにと建議し、認められる。8月5日、病のため死去。享年69歳［従四位］。 - 『日本書紀私伝』78巻
『日本書紀外伝』
『道の埋木』
『千世の住処』2巻
『藻籃の烟　附千世之古道辨』
『学柱』
『祓の祠潮の八百会』3巻
『詠歌大概後釈』2巻
『列賊伝』
『学本論』5巻
『母我呼名』3巻
『津貢論評棚無小舟』
『柿本人麿事跡考辨』
『跡の浅瀬』2巻
『幽府三神御伝記』
『兵制新書』15巻
『千世の古道』
『神職歴運考』3巻
『淫祠論評』
『神代史統一』
『神葬祭儀俗鮮』
『本教綱目提要講義』
『古言清濁論』
『花王舎雑録』2巻
『櫻之志豆久』8巻
『櫻之舎歌集』 - - - - - - - - - - - - - - - - - - 「従四位」＝宮崎幸麿編『贈従四位岡熊臣小伝』石河年養、1907年。
「転換期」＝張憲生『岡熊臣　転換期を生きた郷村知識人―幕末国学者の兵制論と「淫祀」観』三元社、2002年。 - 1

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    岡熊臣
    Title：OKA KUMAOMI
    資料名：岡熊臣
    人名（著者、役者等）：岡熊臣
    備考２：国伝
    備考３：全
    大分類：国学関連人物データベース
    旧管理番号：36372
    目録番号：2434
    資料ID：40780

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