関根正直

大分類明治期国学・神道・宗教関係人物データベース
分野分類　ＣＢ宗教学・神道学
人名関根正直
+読み仮名　/　NAME　/　性別せきね　まさなお / SEKINE Masanao / 男
+別称〔幼名〕直三郎［近代文学］、又三郎［国伝］
〔号〕吟風、東野生、三樹園主人［国伝］
+生年月日万延元年（1860）3月3日［近代文学］
+没年月日昭和7年（1832）5月26日［近代文学］
学統・宗派島田重礼、小中村清矩［近代文学］
+研究書・伝記田坂文穂『関根正直編「近体国文教科書」の研究』私家版、出版年不明。
藤田大誠『近代国学の研究』弘文堂、2007年。
+研究論文☆福島タマ・芳川雅子・坪君江「関根正直」昭和女子大学近代文学研究室『近代文学研究叢書』33、昭和女子大学光葉会、1970年。
「関根正直草稿の寄贈について」『国文学研究資料館報』33、1989年。
金子三郎「東京帝大一学生の日記から—八雲、漱石、関根正直、その他の講義」『日本古書通信』678、2002年。
島田康行「関根正直の文法研究—「語法私見」の位置づけ」『文芸言語研究　言語篇』46、2004年。
勘米良祐太「明治20年代における文法教育の規範の変遷—関根正直を中心に」『全国大学国語教育学会発表要旨集』122、2012年。
堀口裕美子「〈資料紹介〉国学院草創期の講義録」『國學院雜誌』1133、2012年。
+事典・略伝等藤浪和子『東京掃苔録』八木書店、1973年。
上田万年監修『国学者伝記集成』続、名著刊行会、1978年。
国史大辞典編集委員会編『国史大辞典』8、吉川弘文館、1987年。
上田正昭他監修『日本人名大辞典』講談社、2001年。
+略年譜万延元年（1860）　3月3日、江戸日本橋芽場町にて、関根只誠、ふさの長男として生まれる［近代文学］。
明治6年（1873）　谷中の英学塾に入るが、健康を害して実家に呼び戻される。家の蔵書を読み、鷲津毅堂の講義を聞き、島田重礼のもとで漢学を修める［近代文学］。
明治15年（1882）　東京大学文学部附属古典講習科に入学［近代文学］。
明治19年（1886）　7月、古典講習科を卒業。9月、高等中学和漢文教科書の編纂に従事［近代文学］。
明治20年（1887）　9月、『古事類苑』の編纂に従事［近代文学］。
明治21年（1888）　大日本文章会に入会。9月、華族女学校助教に任命される［近代文学］。
明治24年（1891）　9月、早稲田文学会の講師を務める［近代文学］。
明治26年（1893）　鹿野通子と結婚［近代文学］。
明治27年（1894）　3月、華族女学校の教授に就任。東京専門学校文学科の講師を務める［近代文学］。
明治29年（1896）　1月、学習院の教授に就任［近代文学］。
明治32年（1899）　4月、女子高等師範学校の教授に就任。
明治33年（1900）　9月以降に國學院講師を辞任［百年史］。
明治34年（1901）　9月、東京帝国大学文科大学講師となり、国語国文学史第一講座を担当［近代文学］。
明治35年（1902）　3月、高等女学校教授要目取調委員に就任。4月、第一臨時教員養成所国語国文科の講師となる［近代文学］。
明治36年（1903）　國學院研究科の指導講師となり、国史法制科と国語国文科を担当［近代文学］。
明治37年（1904）　宇野ムツと結婚［近代文学］。
明治38年（1905）　師範学校・中学校・高等女学校教員夏期講習会の講師を務める［近代文学］。
明治40年（1907）　9月、國學院大学部本科が開講となり、講師を務める［百年史］。
明治41年（1908）　中等学校教員の夏期講習会における講師を嘱託される［近代文学］。
明治42年（1909）　『国民文庫』の評議員となる。芳賀矢一、畠山健らとともに国語学会を設立。7月、博士会の推薦によって文学博士の学位を授与される［近代文学］。
明治43年（1910）3月30日、國學院大学部の講師を辞任［百年史］。　
大正4年（1915）　5月、明治神宮造営局から神宝装飾に関する取扱を嘱託される。大正天皇のご大礼の要旨編纂委員を嘱託される［近代文学］。
大正6年（1917）　宮内省御用掛を仰せ付けられる［近代文学］。
大正9年（1920）　勲三等に叙せられ、瑞宝章を受章［近代文学］。
大正13年（1924）　4月、東京女子高等師範学校を退官し、以後は講師を務める。7月、御物管理委員会臨時委員に任命される［近代文学］。
大正14年（1925）　國學院大學の講師を委嘱される［百年史］。
大正15年（1926）　御講書始にあたり国書進講を仰せ付けられる。9月、東京女子大学に出講［近代文学］。
昭和2年（1927）　『日本随筆大成』『増訂故実叢書』を監修。6月、大礼準備委員を仰せ付けられる。9月、神職高等試験臨時委員に就任。10月、東京帝室博物館の学芸員に任ぜられる［近代文学］。
昭和3年（1928）　1月、大礼使の事務を嘱託される。3月、大礼記念切手類意匠図案審査委員を嘱託される。5月21日、帝国学士院会員に就任。7月、大礼使典議官に就任。9月、大礼要旨編纂委員を嘱託される［近代文学］。
昭和6年（1931）　勲二等に叙せられ、瑞宝章を受章［近代文学］。
昭和7年（1932）　当年度に國學院大學教授を退任［百年史］。1月、御物調査委員会臨時委員に任命される。5月26日、死去［近代文学］。
+著作目録類福島タマ・芳川雅子・坪君江「関根正直」昭和女子大学近代文学研究室『近代文学研究叢書』33、昭和女子大学光葉会、1970年。
+主要著作国文学研究資料館が自筆原稿などを所蔵（「関根正直草稿の寄贈について」『国文学研究資料館報』33、1989年）。

関根正直編『近体国文教科書』（上・下）十一堂、1888年〔「早稲田大学図書館古典籍総合データベース」http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/ho02/ho02_04230/index.html〕。
『小説史稿』金港堂、1890年〔http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/871693〕
『宮殿調度図解』六合館書店、1900年〔http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1911011〕。
『装束甲冑図解』六合館書店、1902年〔http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/772024〕。
『公事根源新釈』六合館書店、1903年〔http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/771886〕。
『大典講話』東京宝文館、1915年〔http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/953941〕。
『史話続談』東京図書、1920年〔http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/961051〕。
『大鏡新註』六合館書店、1925年〔http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1020550〕。
『大礼要話』六合館、1928年〔http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1171993〕
+キーワード（１）考証派
+キーワード（２）東京大学古典講習科
+キーワード（３）皇典講究所（國學院）
+キーワード（４）宮内省
+国学関連人物データベースhttp://jmapps.ne.jp/kokugakuin/det.html?data_id=46314
データベースの典拠［国伝］＝上田万年監修『国学者伝記集成』続、名著刊行会、1978年。
［近代文学］＝福島タマ・芳川雅子・坪君江「関根正直」昭和女子大学近代文学研究室『近代文学研究叢書』33、昭和女子大学光葉会、1970年。
［百年史］＝國學院大學校史資料課編『國學院大學百年史』上巻、学校法人國學院大學、1994年。
コンテンツ権利区分CC BY-NC
資料ID40301
-106958 50 2018/02/27 kota.saito 本登録 0 JMK000140 関根正直 SEKINE Masanao 関根正直 SEKINE Masanao 万延元年（1860）〜昭和7年（1832） せきね　まさなお / SEKINE Masanao / 男 せきね　まさなお 〔幼名〕直三郎［近代文学］、又三郎［国伝］
〔号〕吟風、東野生、三樹園主人［国伝］ 万延元年（1860）3月3日［近代文学］ 昭和7年（1832）5月26日［近代文学］ 島田重礼、小中村清矩［近代文学］ 田坂文穂『関根正直編「近体国文教科書」の研究』私家版、出版年不明。
藤田大誠『近代国学の研究』弘文堂、2007年。 ☆福島タマ・芳川雅子・坪君江「関根正直」昭和女子大学近代文学研究室『近代文学研究叢書』33、昭和女子大学光葉会、1970年。
「関根正直草稿の寄贈について」『国文学研究資料館報』33、1989年。
金子三郎「東京帝大一学生の日記から—八雲、漱石、関根正直、その他の講義」『日本古書通信』67-8、2002年。
島田康行「関根正直の文法研究—「語法私見」の位置づけ」『文芸言語研究　言語篇』46、2004年。
勘米良祐太「明治20年代における文法教育の規範の変遷—関根正直を中心に」『全国大学国語教育学会発表要旨集』122、2012年。
堀口裕美子「〈資料紹介〉国学院草創期の講義録」『國學院雜誌』113-3、2012年。 藤浪和子『東京掃苔録』八木書店、1973年。
上田万年監修『国学者伝記集成』続、名著刊行会、1978年。
国史大辞典編集委員会編『国史大辞典』8、吉川弘文館、1987年。
上田正昭他監修『日本人名大辞典』講談社、2001年。 万延元年（1860）　3月3日、江戸日本橋芽場町にて、関根只誠、ふさの長男として生まれる［近代文学］。
明治6年（1873）　谷中の英学塾に入るが、健康を害して実家に呼び戻される。家の蔵書を読み、鷲津毅堂の講義を聞き、島田重礼のもとで漢学を修める［近代文学］。
明治15年（1882）　東京大学文学部附属古典講習科に入学［近代文学］。
明治19年（1886）　7月、古典講習科を卒業。9月、高等中学和漢文教科書の編纂に従事［近代文学］。
明治20年（1887）　9月、『古事類苑』の編纂に従事［近代文学］。
明治21年（1888）　大日本文章会に入会。9月、華族女学校助教に任命される［近代文学］。
明治24年（1891）　9月、早稲田文学会の講師を務める［近代文学］。
明治26年（1893）　鹿野通子と結婚［近代文学］。
明治27年（1894）　3月、華族女学校の教授に就任。東京専門学校文学科の講師を務める［近代文学］。
明治29年（1896）　1月、学習院の教授に就任［近代文学］。
明治32年（1899）　4月、女子高等師範学校の教授に就任。
明治33年（1900）　9月以降に國學院講師を辞任［百年史］。
明治34年（1901）　9月、東京帝国大学文科大学講師となり、国語国文学史第一講座を担当［近代文学］。
明治35年（1902）　3月、高等女学校教授要目取調委員に就任。4月、第一臨時教員養成所国語国文科の講師となる［近代文学］。
明治36年（1903）　國學院研究科の指導講師となり、国史法制科と国語国文科を担当［近代文学］。
明治37年（1904）　宇野ムツと結婚［近代文学］。
明治38年（1905）　師範学校・中学校・高等女学校教員夏期講習会の講師を務める［近代文学］。
明治40年（1907）　9月、國學院大学部本科が開講となり、講師を務める［百年史］。
明治41年（1908）　中等学校教員の夏期講習会における講師を嘱託される［近代文学］。
明治42年（1909）　『国民文庫』の評議員となる。芳賀矢一、畠山健らとともに国語学会を設立。7月、博士会の推薦によって文学博士の学位を授与される［近代文学］。
明治43年（1910）3月30日、國學院大学部の講師を辞任［百年史］。　
大正4年（1915）　5月、明治神宮造営局から神宝装飾に関する取扱を嘱託される。大正天皇のご大礼の要旨編纂委員を嘱託される［近代文学］。
大正6年（1917）　宮内省御用掛を仰せ付けられる［近代文学］。
大正9年（1920）　勲三等に叙せられ、瑞宝章を受章［近代文学］。
大正13年（1924）　4月、東京女子高等師範学校を退官し、以後は講師を務める。7月、御物管理委員会臨時委員に任命される［近代文学］。
大正14年（1925）　國學院大學の講師を委嘱される［百年史］。
大正15年（1926）　御講書始にあたり国書進講を仰せ付けられる。9月、東京女子大学に出講［近代文学］。
昭和2年（1927）　『日本随筆大成』『増訂故実叢書』を監修。6月、大礼準備委員を仰せ付けられる。9月、神職高等試験臨時委員に就任。10月、東京帝室博物館の学芸員に任ぜられる［近代文学］。
昭和3年（1928）　1月、大礼使の事務を嘱託される。3月、大礼記念切手類意匠図案審査委員を嘱託される。5月21日、帝国学士院会員に就任。7月、大礼使典議官に就任。9月、大礼要旨編纂委員を嘱託される［近代文学］。
昭和6年（1931）　勲二等に叙せられ、瑞宝章を受章［近代文学］。
昭和7年（1932）　当年度に國學院大學教授を退任［百年史］。1月、御物調査委員会臨時委員に任命される。5月26日、死去［近代文学］。 福島タマ・芳川雅子・坪君江「関根正直」昭和女子大学近代文学研究室『近代文学研究叢書』33、昭和女子大学光葉会、1970年。 国文学研究資料館が自筆原稿などを所蔵（「関根正直草稿の寄贈について」『国文学研究資料館報』33、1989年）。

関根正直編『近体国文教科書』（上・下）十一堂、1888年〔「早稲田大学図書館古典籍総合データベース」http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/ho02/ho02_04230/index.html〕。
『小説史稿』金港堂、1890年〔http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/871693〕
『宮殿調度図解』六合館書店、1900年〔http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1911011〕。
『装束甲冑図解』六合館書店、1902年〔http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/772024〕。
『公事根源新釈』六合館書店、1903年〔http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/771886〕。
『大典講話』東京宝文館、1915年〔http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/953941〕。
『史話続談』東京図書、1920年〔http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/961051〕。
『大鏡新註』六合館書店、1925年〔http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1020550〕。
『大礼要話』六合館、1928年〔http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1171993〕 考証派 東京大学古典講習科 皇典講究所（國學院） 宮内省 - - - - 文化～慶応 明治0年代 明治10年代 明治20年代 明治30年代 明治40年代 大正 昭和 http://k-amc.kokugakuin.ac.jp/DM/detail.do?class_name=col_ckp&data_id=41910 - ［国伝］＝上田万年監修『国学者伝記集成』続、名著刊行会、1978年。
［近代文学］＝福島タマ・芳川雅子・坪君江「関根正直」昭和女子大学近代文学研究室『近代文学研究叢書』33、昭和女子大学光葉会、1970年。
［百年史］＝國學院大學校史資料課編『國學院大學百年史』上巻、学校法人國學院大學、1994年。 - 1

この資料に関連する資料

  • 『関根正直』の画像

    関根正直
    Title：SEKINE MASANAO
    資料名：関根正直
    和暦：安政7年,昭和7年
    西暦：1647
    人名（著者、役者等）：関根正直
    備考２：和学
    備考３：全
    大分類：国学関連人物データベース
    旧管理番号：41910
    目録番号：5626
    資料ID：46314

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