宮地厳夫
| 大分類 | 明治期国学・神道・宗教関係人物データベース |
|---|---|
| 分野分類 ＣＢ | 宗教学・神道学 |
| 人名 | 宮地厳夫 |
| +読み仮名 / NAME / 性別 | みやじ いずお（みやち いつを［小伝］） / MIYAJI Izuo / 男 |
| +別称 | 〔姓〕手嶋［略年譜］ 〔幼名〕竹馬［略年譜］ 〔号〕忠玄［略年譜］ 〔称〕太左衛門［略年譜］ |
| +生年月日 | 弘化4年（1847）9月3日［小伝］ |
| +没年月日 | 大正7年（1918）6月15日［小伝］ |
| 学統・宗派 | 宮地重峯、平田鐵胤、白川資則［略年譜］、伊藤祐命［小伝］ |
| +研究書・伝記 | 清水宗徳『宮地神仙道玄義』山雅房、1988年。 清水宗徳『宮地神仙道誌』山雅房、1988年。 清水宗徳『宮地神仙道修真秘訣』山雅房、1988年。 清水宗徳『宮地神仙道叢書 全6巻』八幡書店、19881989年。 宮道東夫『宮地神仙道道統論の虚構』玉廼舎塾、2009年。 ☆黒田宗篤『宮地嚴夫研究1—その半生について』玉廼舎塾、2011年。 黒田宗篤『宮地嚴夫著『本朝神仙記傳』について』玉廼舎塾、2013年。 黒田宗篤『「宮地神仙道」という幻想—先行研究の検証』玉廼舎塾、2013年。 |
| +研究論文 | 若松信爾「近世・近代日本における道教内丹法受容の一側面—宮地神仙道を中心として」『九州女子大学紀要 人文・社会科学編』413、2005年。 黒田宗篤「実像としての宮地嚴夫の活動 (特集 大正・昭和前期の神道と社会)」『明治聖徳記念學会紀要』51、2014年。 黒田宗篤「宮地嚴夫による平田国学の改良について」『大阪大学言語文化学』22、2013年。 若松信爾「宮地厳夫の道教研究について」『九州女子大学紀要』491、2012年。 |
| +事典・略伝等 | ☆大久保千濤「宮地嚴夫先生の小伝」宮地嚴夫著、大久保千濤編『本朝神仙記伝 下』本朝神仙記伝発行所、1928年。 ＊神道事典、神道辞典、神道人名辞典 |
| +略年譜 | 弘化4年（1847） 9月3日、高知城下小高坂河原町の譜代、手嶋俊蔵の三男として誕生。14歳ごろ、長兄の手嶋太長により医学や売薬行商の道を進められたが、厳夫は医学を嫌って皇学に傾倒した［略年譜］。 文久3年（1863） 17歳で土佐藩中老・山内右近に仕えたが、やがて辞職。高知藩校の致道館に通学し、和学・漢学を学ぶ。また、高知城内八幡宮社家・宮地伊勢守重峯に入門し、皇学を学ぶ。のち、宮地家の養子となり、重峯の甥の娘・千代を妻とする［略年譜］。 慶応2年（1866） 10月、若一王子宮に21日間連続で夜間参詣する［略年譜］。 慶応3年（1867） 4月、京都に上る。7月25日、平田家に入門［略年譜］。 明治3年（1870） 11月、異宗者説諭掛に就任［略年譜］。 明治4年（1871） 5月28日、第九等官権少属に就任。12月10日、大高阪藤並大明神、小高阪村若一王子宮の祀官・祀掌に就任［略年譜］。 明治5年（1872） 3月1日、東京に遊学。4月、神田小川町の神祇伯白川資則の書生となり、皇学を研究する。平田鐵胤と面談。8月22日、教導職訓導となる［略年譜］。 明治6年（1873） 1月19日、教導職権中講義となる。1月27日、皇大神宮主典に就任。2月、神宮教院二等補教に就任。5月8日、大阪府下及び近傍結社事務担当に就任。6月4日、布教のため大阪府下在勤を命じられる。6月12日、教導職中講義となる［略年譜］。 明治7年（1874） 12月23日、権大講義となる。12月27日、皇大神宮権禰宜に就任［略年譜］。 明治8年（1875） 5月23日、官幣大社・枚岡神社少宮司に就任。大講義となる。7月14日、皇大神宮権禰宜を退任［略年譜］。 明治9年（1876） 5月5日、豊受大神宮禰宜に就任。7月14日、第九教区本部大阪教会所在勤教長代理心得に就任［略年譜］。 明治10年（1877） 3月14日、豊受大神宮禰宜を退任。6月21日、神宮第十一教区高知県教会在勤に就任。以降、熱心な布教活動を行う［略年譜］。 明治12年（1879） 2月、現在の高知県高知市帯屋町に土地を購入し、社殿を造営、教会所を新築。8月8日、神宮教院四等教監に就任。12月27日、権少教正となる［略年譜］。 明治13年（1880） 3月11日、神宮教院五等教監に就任［略年譜］。 明治14年（1881） 2月26日、神道事務局直轄教会長に就任。7月、神宮教院四等教監に就任［略年譜］。 明治15年（1882） 7月21日、少教正となる。10月3日、皇典講究所委員に就任［略年譜］。 明治17年（1884） 6月9日、神宮教監理に就任。8月7日、権中教正となる。9月22日、神宮教幹事兼教務課長に就任し、神宮教全体の教務を指揮する［略年譜］。 明治18年（1885） 12月22日、神宮教院感化院事務掛長兼務に就任［略年譜］。 明治19年（1886） 3月25日、神宮教弁理に就任。3月30日、権大教正となる［略年譜］。 明治21年（1888） 神宮教を依願退職。12月26日、宮内省式部職掌典に就任［略年譜］。東京に居住し、執筆活動を開始［小伝］。 明治25年（1892） 11月30日、帝室礼式取調掛に就任［小伝］。 明治30年（1897） 12月25日、雅楽部副長心得に就任［小伝］。 明治38年（1905） 1月28日、兼雅楽部長に就任［小伝］。 明治40年（1907） 2月27日、神社祭式行事作法調査を命ぜられる［小伝］。 明治41年（1908） 1月1日、兼任雅楽部長に就任［小伝］。 大正2年（1913） 11月22日、大礼使事務官、典儀部員に就任［小伝］。 大正4年（1915） 12月5日、皇子浴湯之儀読書控に就任［小伝］。 大正7年（1918） 春頃から病床に就き、6月15日、73歳で死去［小伝］。 |
| +主要著作 | 宮地嚴夫述『日本国家学談—一名・公爵会談話』田中福馬、1893年。 宮地嚴夫『祭天古俗説弁義』国光社、1892年。 宮地嚴夫『氏子之心得』宮保麿、1894年。 宮地嚴夫講話、井澤實猛編輯『外人の問に答へたる神道』會通社、1912年。 宮地嚴夫述『世界太古伝実話』井沢実猛、1914年。 宮地嚴夫述『国体と神道』清水書店、1925年。 宮地嚴夫著、大久保千濤編『本朝神仙記伝 上下』本朝神仙記伝発行所、1928年（1989年に八幡書店刊にて、2001年に朱鳥社刊にて復刻）。 宮地嚴夫『神仙の存在に就て（天行居パンフレット叢書 第3輯）』神道天行居、1938年。 宮地嚴夫著、黒田宗篤監修・翻刻・著『宮地嚴夫先生著作集 全5巻』宮地嚴夫先生著作刊行会、2017年。 |
| +キーワード（１） | 神道家教導職 |
| +キーワード（２） | 神宮教院（神宮教、神宮奉斎会） |
| +キーワード（３） | 神道事務局 |
| +キーワード（４） | 皇典講究所（國學院） |
| +国学関連人物データベース | http://jmapps.ne.jp/kokugakuin/det.html?data_id=50681 |
| データベースの典拠 | 「小伝」＝大久保千濤「宮地嚴夫先生の小伝」宮地嚴夫著、大久保千濤編『本朝神仙記伝 下』本朝神仙記伝発行所、1928年。 「略年譜」＝黒田宗篤「宮地嚴夫略年譜—誕生から明治二十一年迄」『宮地嚴夫研究1—その半生について』玉廼舎塾、2011年。 |
| コンテンツ権利区分 | CC BY-NC |
| 資料ID | 40289 |
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