井上毅
| 大分類 | 明治期国学・神道・宗教関係人物データベース |
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| 分野分類 ＣＢ | 宗教学・神道学 |
| 人名 | 井上毅 |
| +読み仮名 / NAME / 性別 | いのうえ こわし / INOUE Kowashi / 男 |
| +別称 | 〔幼名〕飯田多久馬［年譜］ 〔号〕独々斎、梧陰［年譜］ 〔別名〕米田波門与七郎［年譜］ |
| +生年月日 | 天保14年（1844）12月18日 |
| +没年月日 | 明治28年（1895）3月15日 |
| 学統・宗派 | 木下犀潭［評伝］ |
| +研究書・伝記 | 木村匡『井上毅君教育事業小史』安江正直・有田利雄、1895年〔『明治教育古典叢書 第2期31』〈国書刊行会、1981〉として復刻〕。 徳富猪一郎『井上梧陰』民友社、1899年。 井芹経平・小早川秀雄述『元田井上両先生事蹟講談録』元田井上両先生頌徳会、1913年。 徳富猪一郎『井上梧陰先生』民友社、1926年。 富島末雄『井上毅先生』熊本地歴研究会、1934年 稲田正次『憲法起草の經過について—夏島草案・井上毅逐條意見等の新資料を中心として』憲法史研究會、1941年。 伊東治正編『逐條意見—井上毅按』私家版、1941年。 伊東治正編『帝室典則草案 伊藤博文案 皇室典範再稿 柳原前光案 皇室憲典草案 井上毅修正案』私家版、1941年。 国学院大学図書館編刊『梧陰文庫目録 図書之部』1959年。 東京大学教育学部日本近代教育史研究会編刊『梧陰文庫教育関係文書目録』刊年不明。 館調査室梧陰文庫整理委員会編『梧陰文庫目録』國學院大學図書館、1963年。 日本近代教育史研究会編刊『井上毅の教育政策—第22回日本教育学会研究発表中間報告』1963年。 井上毅傳記編纂委員會編刊『井上毅傳 史料篇』8冊、國學院大學圖書館、1966〜2008年。 ヨゼフ・ピタウ『井上毅と近代日本の形成』時事通信社、1967年。 内田糺『明治期学制改革の研究—井上毅文相期を中心として』私家版、1968年。 海後宗臣編『井上毅の教育政策』東京大学出版会、1968年。 高橋康昌『近代日本の政治思想と体制』雄山閣出版、1977年。 ☆井上毅伝記編纂委員会編『井上毅年譜稿』国学院大学、1977年。 國學院大學日本文化研究所編『近代日本法制史料集（井上毅傳・史料篇外篇）』20冊、國學院大學、1979−99年。 梧陰文庫研究会編著『梧陰文庫影印 明治皇室典範制定前史』大成出版社、1982年〔國學院大學から同時刊行の非売品もあり〕。 坂井雄吉『井上毅と明治国家』東京大学出版会、1983年。 山室信一『法制官僚の時代—国家の設計と知の歴程』木鐸社、1984年。 山室信一『近代日本の知と政治—井上毅から大衆演芸まで』木鐸社 1985年。 梧陰文庫研究会編著『梧陰文庫影印 明治皇室典範制定本史』大成出版社、1986年。 小嶋和司「明治二三年法律第八四号の制定をめぐって—井上毅と伊東巳代治」芦部信喜・清水睦編『日本国憲法の理論—佐藤功先生古稀記念』有斐閣、1986年。 井上順孝・阪本是丸編『日本型政教関係の誕生』第一書房、1987年。 ☆辻義教『評伝井上毅』弘生書林、1988年。 梧陰文庫研究会編『明治国家形成と井上毅』木鐸社、1992年。 海後宗臣編『井上毅の教育政策』東京大学出版会、1992年。 野口伐名『井上毅の教育思想』風間書房、1994年。 木野主計『木野主計著作集第1巻 井上毅研究』続郡書類従完成会、1995年。 国学院大学図書館調査課編『井上匡四郎文庫目録—桐陰井上毅先生歿後百年記念』国学院大学、1995年。 梧陰文庫研究会編『古城貞吉稿井上毅先生傳』木鐸社、1996年。 梧陰文庫研究会編『井上毅とその周辺』木鐸社、2000年。 野口伐名『文部大臣井上毅における明治国民教育観』風間書房、2001年。 森川潤『井上毅のドイツ認識』広島修道大学総合研究所、2001年。 森川潤『井上毅のドイツ化構想』雄松堂出版、2003年。 渡辺俊一『井上毅と福沢諭吉』日本図書センター、2004年。 國學院大學日本文化研究所編『梧陰文庫総目録』東京大学出版会、2005年〔『梧陰文庫目録』〈國學院大學図書館、1963年〉の増補改訂版〕。 國學院大學日本文化研究所編『井上毅と梧陰文庫』汲古書院、2006年。 葦津珍彦『新版 国家神道とは何だったのか』神社新報社、2006年。 ☆齋藤智朗『井上毅と宗教—明治国家形成と世俗主義』弘文堂、2006年。 熊本公徳会編『公徳』19、2010年。 長井利浩『井上毅とヘルマン・ロェスラー—近代日本の国家建設への貢献』文芸社、2012年。 大学院六十周年記念國學院大學影印叢書編集委員会編『井上毅宛明治顕官書翰集』朝倉書店、2015年。 |
| +研究論文 | 「井上文部と辻新次との関係」『国民之友』215、1894年。 海後宗臣「井上毅の教育政策」『明治文化』810、1935年。 陸奥小太郎「憲法上論文の誤と井上毅の進退伺」『明治文化』911、1936年。 尾佐竹猛「井上毅の憲法私案に就いて」『明治文化』141、1941年。 稲田正次「井上毅の憲法私案起草について」『明治文化』142、1941年。 竹田猛次「井上毅の憲法私案起草の時期など」『明治文化』143、1941年。 稲田正次「再び井上毅憲法私案について」『明治文化』145、1941年。 家永三郎「教育勅語の思想史的考察」『史学雑誌』5612、1947年〔同『日本思想史の諸問題』〈斎藤書店、1948年〉に再録〕。 大久保利謙「明治十四年の政変と井上毅」開国百年記念文化事業会編『開国百年記念明治文化史論集』乾元社、1952年〔「明治十四年の政変」と改題の上、『大久保利謙著作集』第2巻〈吉川弘文館、1986年〉に再録〕。 藤田嗣雄「井上毅の憲法立法への寄与」『日本学士院紀要』122、1954年。 井上久雄「文部大臣井上毅の教育政策」『教育学研究紀要』1、1956年。 藤井信男「思想の交通を自在にする—井上梧陰の国語教育論」『実践国語』198、1957年。 大久保利謙「明治憲法と井上毅」『日本及日本人』81、1957年。 梅渓昇「井上毅の思想的性格」『史林』433、1960年〔加筆修正して『教育勅語成立史』〈青史出版、2000年〉に収録〕。 横山晴夫「条約改正会議の挫折について—特に井上毅を中心として」『國學院雜誌』614、1960年。 細谷俊夫「井上毅と実業教育」『文部時報』1022、1962年。 内田糺「明治20年代における学制改革問題の研究—井上毅の中学校制度の改革を中心として」『愛知学院大学論叢 一般教育研究』7、1964年。 横山晴夫「大隈伯の条約改正と井上毅」『國學院雜誌』655、1964年。 木村吉次「井上毅—近代日本の体育思想（11）」『体育の科学』153、1965年。 海後宗臣「教育勅語と井上毅」『日本』84、1965年。 伊藤敏行「明治教育の法制化過程—井上毅の教育法制観を中心として」『教育学研究』334、1966年。 J・ピタウ（宗像巌訳）「井上毅と現代日本の形成（1・2）」『ソフィア』152・3、1966年。 高橋康昌「明治維新期における法制官僚の思考形態—井上毅の場合」『法学新報』7411・12、1967年。 戸川芳郎「「漢学」主義と井上毅」『文科系学会連合研究論文集』19、1968年。 手塚豊「井上毅の拷問廃止意見とボアソナードの井上宛書簡」『法学研究』411、1968年。 木野主計「大津事件と井上毅」『国史学』76、1968年。 木野主計「井上毅の歴史観」『神道学』62、1969年。 清水昭典「井上毅の「北海道意見」」『北見工業大学研究報告』24、1969年。 清水昭典「井上毅の「北海道意見」と井上馨の「北海道ニ関スル意見書」」『北大法学論集』203、1969年。 秋元信英「史料紹介 明治18年11月の修史館総裁三条実美宛の修史意見書」『國學院雜誌』7110、1970年。 高橋康昌「明治憲法制定前後における制度改変の考察—井上毅を中心として」『法学新報』771〜3、1970年。 近藤金広「憲法誤記事件始末—井上毅危うく自決」『時の法令』711、1970年。 大橋智之輔「井上毅の法律観—明治前期法思想史研究ノート」『法哲学年報』1970、1971年。 深谷正徳「井上毅を通してみた教育勅語の性格」『東洋文化』262、1972年。 暉峻康人「井上毅の明治中期における地方改良構想」『史観』86・87、1973年。 木野主計「井上毅と梧陰文庫（1〜3）」『国史学』93〜95、1974〜75年。 ☆中島三千男「明治国家と宗教—井上毅の宗教観・宗教政策の分析」『歴史学研究』413、1974年。 神島二郎「井上毅」朝日ジャーナル編『日本の思想家』上、朝日新聞社、1975年。 木野主計「明治期に於ける外国法の摂取と日本人の法意識—井上毅と福沢諭吉について」『大倉山論集』12、1975年。 野口伐名「井上毅の教育思想—教育勅語と井上毅」『弘前大学教育学部紀要』35、 1976年。 藤原保利「井上毅のイデオロギー構造—「教育勅語」起草参画に至るまで」『教育學雑誌』11、1977年。 野口伐名「井上毅の教育思想—教育勅語と井上毅」『弘前大学教育学部紀要』38、1977年。 伊藤彌彦「明治14年の政変と「人心」教導構想（上・下）—福沢諭吉の時代から井上毅の時代へ」『同志社法学』293・461、1977・94年。 本山幸彦「井上毅の教育思想」『季刊日本思想史』7、1978年。 野口伐名「井上毅の教育思想—国体教育主義の形成（1〜6）」『弘前大学教育学部紀要』39・41〜44・46、1978〜81年。 坂井雄吉「幕末・青年期の井上毅—その政治意識をめぐる一考察」小西四郎・遠山茂樹編『明治国家の権力と思想』吉川弘文館、1979年。 坂井雄吉「明治地方制度とフランス—井上毅の立法意見を手がかりとして」小西四郎・遠山茂樹編『明治国家の権力と思想』吉川弘文館、1979年。 根本純一「井上毅における近代国家の追求—「うしはく」と「しらす」」富田信男編『明治国家の苦悩と変容—日本政治史の一断面』北樹出版、1979年。 高橋正則「伊藤博文と井上毅の政党観（上・中・下）」『政治学論集』10・11・13、1979〜81年。 兼重宗和「井上毅の教育思想—とくに歴史・地理教育政策より」『徳山大学論叢』11・12、1979年。 兼重宗和「明治中期の女子教育について—とくに井上毅を中心として」『徳山大学論叢』13、1979年。 藤原保利「教育と明治国家—井上毅の教育観・学問観の分析を通して」『教育學雑誌』14、1980年。 大原康男「明治前期の国体観と井上毅」『國學院雜誌』815、1980年。 中島昭三「井上毅と明治十四年政変」『法学新報』873・4、1980年。 夜久正雄「大日本帝国憲法と井上毅の国典研究」『亜細亜大学教養部紀要』23、1981年。 藤原保利「教育と明治国家—井上毅の思惟構造と教育政策を中心に」『日本大学人文科学研究所研究紀要』25、1981年。 野口伐名「井上毅の教育思想—国民教育主義の形成」『弘前大学教育学部紀要』45、1981年。 桑原伸介「近代政治史料収集の歩み（1）—井上毅と修史事業の再建」『参考書誌研究』22、1981年。 山室信一「国家の制度化と法制官僚（レジスト）の政策嚮導—明治前期における法による支配と井上毅」『社会科学研究』332、1981年。 木野主計「井上毅の読書事歴」『国史学』115、1981年。 伊藤彌彦「牢絡敬重の道—井上毅と宗教」『キリスト教社会問題研究』30、1982年。 小林宏「皇位継承をめぐる井上毅の書簡について—明治皇室典範成立過程の一齣」『国学院法学』194、1982年。 山下重一「対清改約分島交渉と井上毅」『国学院法学』194、1982年。 木野主計「熊本在藩時代の井上毅」『日本歴史』406、1982年。 木野主計「木下〔イ〕村書屋門生名籍（6）—木下家所蔵井上毅文書について」『神道学』114、1982年。 滝川政次郎「梧陰文庫の皇室典範制定史料と三種の神器（1・2）」『国学院法学』211・2、1983年。 坂井雄吉「明治地方制度とフランス—井上毅の立法意見を手がかりとして」『日本政治学会年報政治学』1984、1984年。 筧田知義「近代II」「講座日本教育史」編集委員会編『講座日本教育史』第5巻、第一法規出版、1984年。 野口伐名「井上毅の教育思想—文部大臣井上毅の文教思想 (一)」『弘前大学教育学部紀要』51、1984年。 小山常実「井上毅における宗教・道徳・政治と教育（1・2）」『ぱいでいあ』8・9、1984・85年。 中島昭三「井上毅と教育勅語—政治史的背景」『法学新報』911・2、1984年。 森川潤「井上毅の大学南校改革構想—「学制意見案」を中心として」『作陽音楽大学・作陽短期大学研究紀要』222、1989年。 木野主計「井上毅と「梧陰文庫」」『書斎の窓』387、1989年。 木野主計「官報創刊と福沢諭吉の官報新聞発行の挫折—井上毅の画策を中心として」『出版研究』20、1989年。 大河純夫「明治8年太政官布告第103号「裁判事務心得」の成立と井上毅（1〜3）」『立命館法學』205・206・227・234、1989・93・94年。 大庭邦彦「井上毅における天皇輔粥体制構想—元的輔粥体制論の展開とその挫折」『史觀』122、1990年。 木野主計「「尾崎三良自叙略伝」と井上毅」『日本歴史』501、1990年。 木野主計「井上毅選『詩話抄』」『國學院大學図書館紀要』2、1990年。 鈴木良・福井純子「西園寺公望の井上毅批判—「梧陰存稿」書き込み本について」『日本史研究』338、1990年。 新田和幸「井上毅の学校儀式削減施策に関する試論—史料紹介をかねて」『教育史・比較教育論考』15、1991年。 秋元信英「國學院大學図書館所蔵『梧陰文庫』関係史料よりみた文相井上毅の修史事業と文体への関心」『國學院大學図書館紀要』3、1991年。 野口伐名「文部大臣井上毅の徒弟教育観」『弘前大学教育学部紀要』66、1991年。 野口伐名「文部大臣井上毅における実業補修学校の教育的性格の問題」『弘前大学教育学部紀要』67、1992年。 野口伐名「文部大臣井上毅における工業教員養成観」『弘前大学教育学部紀要』68、1992年。 野口伐名「文部大臣井上毅における農業教育観—簡易農学校規定の制定の視点から」『弘前大学教育学部紀要』69、1993年。 佐伯友弘「井上毅の実業教育論の歴史的意義について」『鳥取大学教育学部研究報告 教育科学』351、1993年。 野口伐名「文部大臣井上毅における教員養成観(I〜III)」『弘前大学教育学部紀要』70〜72、1993・94。 木野主計「井上毅滞仏中の司法攷究事歴」『大倉山論集』19、1986年。 阪本是丸「明治10年代の宗教政策と井上毅」『國學院雜誌』8711、1986年。 中島昭三「井上毅の官有財産論—政治的背景」『法學新報』941・2、1987年。 長尾竜一「井上毅と明治皇室典範」『法律時報』592、1987年。 辻義教「動かしうる物を動かざる物（不動産）とする理由について—民法第86条第1項の沿革と井上毅」『阪南論集 社会科学編』241、1988年。 中川洋子「近代天皇制秩序の形成と井上毅」『龍谷史壇』92、1988年。 木野主計「井上毅と近代熊本」『藝林』423、1993年。 梅渓昇「陸羯南宛犬養毅・井上毅・近衛篤磨・内藤鳴雪の書簡—「羯南全集」への補遺」『日本歴史』545、1993年。 大庭邦彦「井上毅における「国家」と「国民」」『歴史学研究』651、1993年。 聶明「明治行政裁判制度成立史に関する一考察—行政裁判法の成立課程と井上毅」『本郷法政紀要』1、1993年。 島善高「明治初年の「皇親」論議—梧陰文庫所蔵「皇親」の紹介と翻刻」『早稻田人文自然科學研究』43、1993年。 木野主計「植木枝盛の東京遊学と井上毅」『UP』2310、1994年。 木野主計「近代熊本の黎明と井上毅」『国学院法学』313、1994年。 山下重一「リーバーと小野梓、井上毅」『日本古書通信』597、1994年。 野口伐名「文部大臣井上毅における体育・衛生教育観」『弘前大学教育学部紀要』73、1995年。 山下重一「井上毅の「北海道意見」」『国学院法学』324、1995年。 野口伐名「文部大臣井上毅における貧民教育観」『弘前大学教育学部紀要』74、1995年。 大庭邦彦「明治地方自治制度導入をめぐる相剋について—井上毅の「自治」認識を中心に」『専修人文論集』57、1995年。 野口伐名「文部大臣井上毅における修身教育観(I・II)」『弘前大学教育学部紀要』75・76、1996年。 野田満智子「井上毅による高等女学校規程「家事」の起草過程」『日本家庭科教育学会誌』392、1996年。 八木秀次「井上毅—明治憲法のグランド・デザイナー（上・下）」『高崎経済大学論集』392・3、1996年。 木野主計「井上毅と漢籍」『漢籍』6、1996年。 木野主計「植木枝盛と井上毅」『国学院法学』343、1997年。 坂本一登「井上毅の民権観」『国学院法学』343、1997年。 野口伐名「文部大臣井上毅における宗教教育観」『弘前大学教育学部紀要』77、1997年。 大庭邦彦「明治初年の国家機構改革と井上毅」『専修人文論集』60、1997年。 川田敬一「欧州王室財産制度の移入に関する一考察—井上毅・伊東巳代治を中心として」『産大法学』312、1997年。 野口伐名「文部大臣井上毅における歴史教育観」『弘前大学教育学部紀要』78、1997年。 野口伐名「文部大臣井上毅における高等学校教育観—高等中学校制度の改革」『弘前大学教育学部教科教育研究紀要』26、1997年。 梧陰文庫研究会「学術シンポジウム 明治国家と北越の思想家たち」『国学院法学』363、1998年。 柴田紳一「井上毅」國學院大學日本文化研究所編刊『國學院黎明期の群像』1998年。 中村哲也「国民教育の成立と言語ナショナリズム—井上毅と上田万年」『大人と子供の関係史』3、1998年。 野口伐名「文部大臣井上毅における大学教育観」『弘前大学教育学部紀要』79、1998年。 野口伐名「文部大臣井上毅における国語国文教育観」『弘前大学教育学部教科教育研究紀要』27、1998年。 柴山正「井上毅論—秘書時代」『名古屋女子大学紀要 人文・社会編』44、1998年。 野口伐名「文部大臣井上毅における漢文漢学教育観(1・2)」『弘前大学教育学部紀要』80・81、199899年。 佐藤秀郎「印綬紀伝録—歴史織りなす官制の変遷（25）—大隈・小野梓VS伊藤・井上毅」『地方財務』533、1998年。 齊藤智朗「明治一七年神仏教導職廃止と井上毅—神道・国学政策構想を中心に」『国学院大学大学院紀要 文学研究科』31、1999年。 宮里立士「明治期における「国民」形成のあり方について—福沢諭吉と井上毅の士族をめぐる言説から」『成蹊人文研究』7、1999年。 山室信一「井上毅の国際認識と外政への寄与」『國學院大學日本文化研究所紀要』84、1999年。 森川潤「明治十四年の政変への道程—井上毅をめぐる「ドイツへの傾斜」の動き」『広島修大論集 人文編』401、1999年。 渡辺俊一「「ボアソナード意見書」の再検討」『史學雜誌』1093、2000年。 宮里立士「明治の「国民」形成における「伝統」の位置づけ—福沢諭吉と井上毅の士族論を通して」『比較思想研究』28、2001年。 花田実「井上毅文相の教育思想—先行研究と今後の課題」『教育論叢』122、2001年。 八木秀次「日本国憲法の思想（46）—井上毅のプロシア型憲法構想」『発言者』82、2001年。 森川潤「ベルリンの井上毅」『広島修大論集 人文編』412、2001年。 齊藤智朗「井上毅と『図書寮記録』の編纂・刊行」『國學院雜誌』1023、2001年。 井上匡一・横山晴夫・木野主計・高塩博・柴田紳一・原田一明・西岡和彦「座談会 「梧陰文庫」の國學院大學への寄贈経緯について」『國學院大學日本文化研究所紀要』88、2001年。 嘉戸一将「正統性と<理性>—井上毅と法・行政の礎（1・2）」『日本文化環境論講座紀要』3・4、2001・02年。 野口伐名「文部大臣井上毅における教授法・授業法観（1・2）」『青森中央学院大学研究紀要』3・4、2001・02年。 嘉戸一将「高等教育と「国語」—井上毅の高等教育行政と「国語」との関係」『政治経済史学』415、2001年。 齊藤智朗「明治17年における井上毅の宗教観」『神道宗教』182、2001年。 梧陰文庫研究会「学術シンポジウム 佐賀藩と明治国家—幕末維新期佐賀のエネルギー」『国学院法学』393、2002年。 齊藤智朗「井上毅の「国際法ト耶蘇教トノ関係」—非西洋・非キリスト教国日本の「文明国」化への模索」『國學院大學日本文化研究所紀要』90、2002年。 渡辺俊一「福沢諭吉と「対外硬」運動」『近代日本研究』19、2002年。 森川潤「十月政変の演出者井上毅」『広島修大論集 人文編』422、2002年。 嘉戸一将「井上毅と自治—明治期における<政治的理性>」『社会システム研究』5、2002年。 梅溪昇・木野主計・柴田紳一「座談会 梅溪昇先生に聞く—井上毅研究と「梧陰文庫」」『國學院大學日本文化研究所紀要』90、2002年〔梧陰文庫研究会編『井上毅とその周辺』〈木鐸社、2000年〉に収録〕。 齊藤智朗「井上毅と『萩の戸の月』」『國學院大學日本文化研究所報』393、2002年。 柴田紳一「井上毅」国学院大学日本文化研究所編刊『日本文化を知る講座』第2集、2002年。 梧陰文庫研究会「ミニシンポジウム 「琉球処分をめぐる国際紛争」」『国学院法学』411、2003年。 雨倉敏廣「若き日の井上毅—日本近代国制の発見者」『東洋大学大学院紀要』40、2003年。 坂本一登「井上毅と官吏任用制度」『国学院法学』404、2003年。 木野主計「井上毅の詔勅文案起草の条理」『藝林』521、2003年。 山下重一「井上毅の反駁文草稿」『国学院法学』411、2003年。 大石一男「明治22年条約改正問題における帰化法—井上毅の役割を中心に」『日本史研究』493、2003年。 山下重一・小林宏・原田一明「座談会 山下・小林両先生に聞く—梧陰文庫研究会と両先生の井上毅研究」『國學院大學日本文化研究所紀要』92、2003年〔『井上毅とその周辺』に収録〕。 齊藤智朗「文相井上毅とお雇い外国人ベルツ—『梧陰文庫総合目録』研究余滴（一）」『國學院大學日本文化研究所報』402、2003年〔『井上毅とその周辺』に収録〕。 高塩博「井上毅の集書の一齣—『梧陰文庫総合目録』編纂余滴（二）」『國學院大學日本文化研究所報』403、2003年〔『井上毅とその周辺』に収録〕。 井之上大輔「国家神道の成立・展開過程—井上毅を中心として」『龍谷大学大学院文学研究科紀要』25、2003年。 大間実「土着主義運動と井上毅「人心教導」構想」大桑斉編『論集仏教土着』法蔵館、2003年。 渡辺俊一「井上毅と福澤諭吉」『福澤諭吉年鑑』31、2004年。 齊藤智朗「井上毅の『仏訳四書』序文和訳—西洋における中国思想研究史料の紹介・分析」『國學院大學日本文化研究所紀要』93、2004年。 井之上大輔「国家神道の成立・展開過程と井上毅の教育政策」『国史学研究』27、2004年。 祝淑春「井上毅の国体実用教育思想」『國學院雜誌』1053、2004年。 鈴木良「教育勅語の成立—井上毅を中心に」『部落問題研究』169、2004年。 大石眞・島善高・原田一明「座談会 大石眞・島善高両先生に聞く—梧陰文庫研究会と両先生の井上毅研究」『国学院大学日本文化研究所紀要』94、2004年〔『井上毅とその周辺』に収録〕。 木野主計「初期議会と井上毅」『藝林』532、2004年。 宮部香織「井上毅旧蔵の度量衡関係史料について—『梧陰文庫総合目録』編纂余滴（五）」『國學院大學日本文化研究所報』406、2004年〔『井上毅とその周辺』に収録〕。 柴田紳一「新発見の「井上毅ボアソナード両氏対話筆記」（写本）をめぐって—『梧陰文庫総合目録』編纂余滴（六）」『國學院大學日本文化研究所報』411、2004年〔『井上毅とその周辺』に収録〕。 城崎陽子「井上毅と読書—『梧陰文庫総合目録』編纂余滴（七）」『國學院大學日本文化研究所報』412、2004年〔『井上毅とその周辺』に収録〕。 齊藤智朗「岩倉具視と井上毅—『梧陰文庫総合目録』編纂余滴（九）」『國學院大學日本文化研究所報』414、2004年〔『井上毅とその周辺』に収録〕。 齊藤智朗「資料翻刻 井上毅稿「存議」—「梧陰文庫」史料の紹介（1）」『國學院大學日本文化研究所紀要』96、2005年。 今村千文「君主に対する請願をめぐる井上毅の思想の転回」『中央大学大学院研究年報 』35、2005年。 祝淑春「井上毅の教育改革とお雇い外国人」『國學院雜誌』1062、2005年。 井之上大輔「国家神道の成立・展開過程と井上毅の宗教観・宗教政策—特にその「トレランス」 (宗教的寛容)・「信教の自由」論の実質について」『龍谷史壇』123、2005年。 野口伐名「陸羯南と井上毅—その思想的親近性をめぐって（1・2）」『地域学』3・4、2005・06年。 齊藤智朗「資料翻刻 井上毅稿「存議」—「梧陰文庫」史料の紹介（1）」『國學院大學日本文化研究所紀要』96、2005年。 高塩博「井上毅の肖像画と肖像写真—『梧陰文庫総合目録』編纂余滴（十）」『國學院大學日本文化研究所報』415、2005年〔『井上毅とその周辺』に収録〕。 柴田紳一「大津事件発生時の井上毅指示書の紹介—『梧陰文庫総目録』編纂余滴（十三）」『國學院大學日本文化研究所報』423、2005年〔『井上毅とその周辺』に収録〕。 益井邦夫「没後１１０年「井上毅」掃苔—『梧陰文庫総目録』編纂余滴（十四）」『國學院大學日本文化研究所報』423、2005年〔『井上毅とその周辺』に収録〕。 齊藤智朗「井上毅の遺言と「梧陰文庫」—『梧陰文庫総目録』編纂余滴（十五）」『國學院大學日本文化研究所報』424、2005年〔『井上毅とその周辺』に収録〕。 齊藤智朗「資料翻刻 井上毅稿「憲法第十八条十九条衍義 憲法衍義之二」—「梧陰文庫」史料の紹介（2）」『國學院大學日本文化研究所紀要』97、2006年。 岡本晴行「『教育勅語』草案と起草者達—中村正直・元田永孚・井上毅」『人間環境科学』15、2006年。 高澤弘明「明治憲法下における権限裁判所の不設置問題について」『現代社会研究』4、2006年。 木野主計「井上毅の地方自治意見」『國學院大學栃木短期大学紀要』41、2006年。 齊藤智朗「資料翻刻 井上毅稿「憲法第18条19条衍義 憲法衍義之二」—「梧陰文庫」史料の紹介（2）」『國學院大學日本文化研究所紀要』97、2006年。 前田雅之「井上毅と北村透谷—「近代」と「東洋」の裂け目から」『国文学解釈と鑑賞 別冊 北村透谷—《批評》の誕生』至文堂、2006年〔同『アイロニカルな共感—近代・古典・ナショナリズム』〈ひつじ書房、2015年〉に収録〕。 島善高「小野梓と井上毅」『法史学研究会会報』12、2007年。 金子元「井上毅の〈立法〉観についての覚書—梧陰文庫所収史料「憲法制定権」を手がかりに」『学習院大学大学院政治学研究科政治学論集』20、2007年。 齊藤智朗「資料翻刻「勅語衍義」（井上毅修正本）—「梧陰文庫」史料の紹介(3)」『國學院大學日本文化研究所紀要』99、2007年。 土方苑子「井上毅文政期の私立学校取締法案」『東京大学大学院教育学研究科紀要』46、2007年。 野口伐名「陸羯南と井上毅—その思想的親近性「実業教育観」をめぐって（3）」『地域学』5、2007年。 山田徹「井上毅の「大臣責任」観に関する考察—白耳義憲法受容の視点から」『法学会雑誌』482、2007年。 菊池信太郎「「梧陰文庫」にみる明治初期の高等教育と官吏任用—英仏米国における官吏任用制度改革の動向をふまえて」『研究室紀要（東京大学大学院教育学研究科教育学研究室）』33、2007年。 小川有閑「井上毅の国体教育主義における近代国学の影響」『東京大学宗教学年報』26、2008年。 星原大輔「明治初年における井上毅の憲法制定構想—明治7年12月の憲法制定意見書を手がかりとして」『社学研論集』12、2008年。 天野嘉子「大日本帝国憲法第四十条とJ.S.ミル『代議制統治論』—井上毅文書にみられる制度構築への意思」『法学政治学論究』77、2008年。 星原大輔「明治5年前後の井上毅」『ソシオサイエンス』15、2009年。 天野嘉子「井上毅文書にみる参事院構想の変容—「参議院」との用語の差違に着目して」『法学政治学論究』80、2009年。 山下重一「井上毅と沖縄」『南島史学』73、2009年。 齊藤智朗「井上毅と明治国学」『國學院大學研究開発推進機構紀要』1、2009年。 木野主計「井上毅の統帥権の立憲的統御構想（上・下）」『藝林』582・591、2009・10年。 木野主計「井上毅のフランス法の選択的継受」『日本歴史』738、2009年。 齊藤智朗「井上毅における伝統と近代—「シラス」論を中心に」『明治聖徳記念学会紀要』復刊46、2009年。 古賀勝次郎「安井息軒の門生たち（1）井上毅—安井息軒研究（6）」『早稲田社会科学総合研究』102、2009年。 益井邦夫「井上毅と井上家系譜考」『國學院大學伝統文化リサーチセンター研究紀要』2、2010年。 齊藤智朗「井上毅と明治典憲体制」『藝林』591、2010年。 井之上大輔「近代天皇制国家における後期水戸学の受容過程—井上毅を通して」『筑紫女学園大学・短期大学部人間文化研究所年報』21、2010年。 山室信一「近代日本の国家形成と学知の意義」『國學院大學研究開発推進機構紀要』2、2010年。 木野主計「井上毅の条約改正への功業」『明治聖徳記念学会紀要』復刊48、2011年。 柳田文男「井上毅の富国強兵と教育思想—「明治十四年の政変」後における中等教育政策」『教育文化』22、2013年。 金子宗「八木秀次氏の知的怠慢—井上毅『皇室典範義解』は規準たり得るか」『国体文化』1071、2013年。 佐藤雉鳴「元田永孚と井上毅の「中外」」『歴史研究』559、2013年。 井上智重「井上毅（184395）—「国家の為に汗血を絞り尽くした」生涯」『環—歴史・環境・文明』57、2014年。 澤弘明「西園寺公望のシラス論批判に関する一考察—『憲法義解』における井上毅の論旨をめぐって」『法政論叢』502、2014年。 吉野誠「井上毅の琉球・朝鮮政策論—朝貢関係と万国公法」『東海大学紀要 文学部』103、2015年。 石倉幸雄「明治政府の法制官僚 井上毅」『国際経営・文化研究』201、2015年。 |
| +事典・略伝等 | 公平庵主人「我カ知レル井上梧陰先生」『国民之友』251、1895年 後れし人「忍ぶ草 故井上子爵の逸話」『國學院雜誌』153・4、1909年 武藤厳男編『肥後先哲偉蹟』隆文館、1911年。 三井甲之「井上毅先生を憶ふ」『日本及日本人』609、1913年。 宮島清「井上毅評伝」『教育』311、1935年。 井上匡四郎「井上文部大臣を語る」『文部時報』730、1941年。 荒木精之『熊本県人物誌』日本談義社、1959年。 田中惣五郎「井上毅」小西四郎編『日本人物史大系』5、朝倉書店、1960年。 熊本日日新聞社編刊『熊本人物鉱脈—この百年をつくる』1963年。 時山弥八『関八州名墓誌』村田書店、1977年。 日本歴史学会編『明治維新人名辞典』吉川弘文館、1981年。 日本史籍協会編『百官履歴』上、北泉社、1997年。 ＊日本人名大辞典、国史大辞典、神道人名辞典、大日本人名辞書 |
| +略年譜 | 天保14年（1843） 12月18日、父・熊本藩家老長岡監物家臣である飯田権五兵衛と、母・美恵の三男として誕生［評伝］。 嘉永5年（1852） 1月15日、長岡家家塾必由堂に入塾［評伝］。 安政4年（1857） 長岡家より学問に主事するよう達せられる［年譜］。7月24日、長岡是容の推薦で藩儒木下犀潭の私塾イ（※「韋」偏に「華」）村書屋に入門［評伝］。 文久2年（1862） 藩校時習館に入学［評伝］。 慶応元年（1865） 12月23日、学業抜群につき藩から賞を受ける［年譜］。 慶応2年（1866） 2月21日、井上茂三郎の養子となり、井上多久馬と名乗る［年譜］。 慶応3年（1867） 9月25日、横浜の仏蘭西語学伝習所に熊本藩留学生として入学するため出立［評伝］。 明治元年（1868） 4月4日、江戸の変動のため横浜から熊本へ帰着。6月、藩から長崎遊学の許可を得、7月6日、長崎へ出立、外国通事名村泰藏に師事してフランス語を学ぶ［年譜］。9月以降、熊本藩が戊辰戦争に出兵するにつき従軍する［評伝］。 明治2年（1869） 藩から東京転学の命を受ける［年譜］。 明治3年（1870） 病のため一度は東京遊学を免じられる。4月、上京。9月、大学小舎長、11月、十一番重士隊長、12月、大学中舎長に就任［年譜］。 明治4年（1871） 1月、「学制意見」を大学に提出［年譜］。 明治5年（1872） 2月1日、大学を退職。6月15日、井上毅と改名。7月19日、司法省大録に就任。9月13日、司法省における渡欧団の一行に加えられ、フランス・ドイツ留学。ボアソナードらの自然法学を聴講［評伝］。その他フランス法制、憲法、司法制度、地方制度等を学ぶ［年譜］。 明治6年（1873） 9月6日、帰朝。補司法省七等出仕に就任［年譜］。 明治7年（1874） 8月20日、征台の役戦後処理のため、大久保利通に伴い清国に出張［評伝］。11月15日、帰朝［年譜］。 明治8年（1875） フランス語の外国憲法文集『王国建国法』を訳出し公刊［評伝］。3月9日、司法省改革を建議。3月23日、政体取調局書記官に就任。4月、立憲政体基礎確立の詔書を起草。5月13日、「拷問廃止意見」を内閣に提出。7月3日、五等出仕法制官に就任。9月23日、二等法制官に就任［年譜］。 明治9年（1876） 6月19日、法制局主事に就任。憲法意見書を岩倉具視右大臣あてに上申［年譜］。 明治10年（1877） 1月18日、太政官大書記官に就任。西南戦争のため西下する伊藤博文らに随行［年譜］。8月2日、東京へ帰還［評伝］。12月25日、刑法草案審査委員に就任［年譜］。 明治11年（1878） 9月4日、内務大書記官を兼務。以降、伊藤博文内務卿のもとで地方制度対策業務に従事［年譜］。 明治13年（1880） 3月5日、太政官大書記官の専務となる。4月と12月の2度、琉球問題のため渡清するが不首尾に終わる［評伝］。 明治14年（1881） 6月末、大日本帝国憲法「大綱領」を起草［評伝］。10月21日、参事官技官に就任［年譜］。 明治15年（1882） 8月、壬午の政変の収拾交渉のため渡韓［年譜］。 明治17年（1884） 12月、甲申の政変の収拾交渉のため渡韓［年譜］。 明治18年（1885） 2月28日、日清交渉のため渡清、天津条約を締結。9月21日、内閣職制試案を伊藤博文あてに提出。12月28日、臨時官制審査委員長に就任。 明治20年（1887） 4〜5月、憲法甲案・乙案を伊藤博文に提出。6〜8月、夏島にあった伊藤博文別荘にて伊東巳代治・金子堅太郎とともに憲法草案を検討。以降も同メンバーで検討会を持つ［評伝］。 明治21年（1888） 2月7日、法制局長官（勅任官一等）に就任。4月30日、枢密院書記官長を兼任［年譜］。 明治22年（1889） 8〜9月、条約改正反対の活動に励む。9月16日、条約改正問題をめぐり辞意を表明。9月28日、結核が悪化し吐血［評伝］。10月14日、臨時帝国議会事務局総裁（勅任官一等）を兼任［年譜］。 明治23年（1890） 6月20日、教育勅語案について山縣有朋宛てに意見を提出［年譜］。7月19日、枢密顧問官兼任、臨時帝国議会事務局総裁免官、12月2日、文事秘書官長（勅任官一等）兼任[24] 明治24年（1891） 5月8日、法制局長官を退任。6月1日、枢密顧問官に就任、文事秘書官長（勅任官一等）を兼任［年譜］。以降、徐々に療養生活が主となる［評伝］。 明治26年（1893） 3月7日、文部大臣に就任［年譜］。 明治27年（1894） 4月、病をおして関西地方を学事視察［評伝］。8月29日、病気につき文部大臣を退任［年譜］。 明治28年（1895） 3月15日、肺病のため死去［年譜］。 |
| +主要著作 | ビュフヲン（井上毅訳）『奢是吾敵論』大日本農会、1885年〔http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/798576〕。 井上毅『内外臣民公私権考』哲学書院、1889年〔http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3437722〕。 小中村義象編『梧陰存稿』2冊、六合館、1895年〔http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/898697〕。 |
| +キーワード（１） | 皇典講究所（國學院） |
| +キーワード（２） | 宮内省 |
| データベースの典拠 | 「年譜」＝木野主計『木野主計著作集第1巻 井上毅研究』続郡書類従完成会、1995年。 「評伝」＝辻義教『評伝井上毅』弘生書林、1988年。 |
| コンテンツ権利区分 | CC BY-NC |
| 資料ID | 40278 |
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