島地黙雷
| 大分類 | 明治期国学・神道・宗教関係人物データベース |
|---|---|
| 分野分類 ＣＢ | 宗教学・神道学 |
| 人名 | 島地黙雷 |
| +読み仮名 / NAME / 性別 | しまじ もくらい / SHIMAJI Mokurai / 男 |
| +別称 | 〔俗〕謙致［年譜］ 〔幼〕繁丸、房丸、繁喜［年譜］ 〔号〕無声、益渓、縮堂、雨田［年譜］ 〔諡〕離言院［年譜］ |
| +生年月日 | 天保9年（1838）2月15日［年譜］ |
| +没年月日 | 明治44年（1911）2月3日［年譜］ |
| 学統・宗派 | 浄土真宗（本願寺派） |
| +研究書・伝記 | 島地黙雷上人古稀祝賀会編『島地黙雷老師—古稀祝賀記念』平和書院、1909年。 辻善之助『明治仏教史の問題』立文書院、1949年。 本願寺史料研究所編『本願寺史』3、浄土真宗本願寺派宗務所、1969年。 ☆二葉憲香・福嶋寛隆編『島地黙雷全集』全5巻、日本仏教普及会、1973〜1978年。 安丸良夫『神々の明治維新』岩波書店、1979年。 ☆川村覚昭『島地黙雷の教育思想研究—明治維新と異文化理解』法蔵館、2004年。 ☆小川原正道『大教院の研究』慶應義塾大学出版会、2004年。 ☆村上護『島地黙雷伝—剣を帯した異端の聖』ミネルヴァ書房、2011年。 ☆山口輝臣『島地黙雷—「政教分離」をもたらした僧侶』 山川出版社、2013年。 |
| +研究論文 | 上坂倉次「海外仏教の恩人島地黙雷師」『海外仏教事情』14、1934年。 雲藤義道「島地默雷の信教自由思想について」『印度學佛教學研究』22、1954年。 真宗史研究会編「嶋地黙雷の宗教自由論の前提と大教院分離運動」『封建社会における真宗教団の展開』山喜房仏書林、1957年。 吉田久一「大教院分離運動について—島地默雷を中心に」『日本近代仏教史研究』吉川弘文館、1959年。 二葉憲香「島地黙雷の教制建議について」『龍谷史壇』50、1962年。 常光浩然「島地黙雷」『近代仏教界の人間像』世界仏教協会、1962年。 福島寛隆「島地黙雷に於ける伝統の継承」『龍谷史壇』53、1964年。 雲藤義道「島地黙雷と仏教復興」『中央公論』804、1965年。 福島寛隆「明治前半期仏教徒のキリスト教批判について—島地黙雷の場合、特に彼の信教自由論との関連において」『仏教史学』124、1966年。 福島寛隆「島地黙雷の教導職制批判について」宮崎円遵博士還歴記念会編『真宗史の研究—宮崎博士還暦記念』永田文昌堂、1966年。 雲藤義道「島地黙雷と仏教復興」『近代日本を創った百人』毎日新聞社、1966年。 吉田久一「明治十年前後の島地黙雷」『大正大学研究紀要 文学部・仏教学部』52、1967年。 吉田久一「国粋主義勃興期の島地黙雷」笠原一男編『封建・近代における鎌倉仏教の展開』法蔵館、1967年。 藤井貞文「島地黙雷の政教分離論」『國學院大学日本文化研究所紀要』36、1975年。 二葉憲香「島地黙雷」二葉憲香編『国家と仏教 近世・近代篇』永田文昌堂、1980年。 日野賢隆「明治仏教の一側面—特に酬恩社の成立とその周辺」二葉憲香編『続国家と宗教 近世・近代編』永田文昌堂、1981年。 大林正昭「島地黙雷の普通教育観」『広島大学教育学部紀要 第一部』31、1982年。 村田安穂「21世紀における平和と宗教 その基礎的研究 (4)島地黙雷研究序説」『平和と宗教』1、1982年。 大林正昭「島地黙雷における文明と宗教」『広島大学教育学部紀要 第一部』32、1983年。 大林正昭「教導職制改革運動における国民啓蒙の論理—島地黙雷の教育思想を中心にして」『日本の教育史学』29、1986年。 阪本是丸「日本型政教関係の形成過程」井上順孝・阪本是丸編『日本型政教関係の誕生』第一書房、1987年。 二葉憲香「島地黙雷—日本仏教思想史における地位」日野賢隆編『近代真宗史の研究』永田文昌堂、1987年。 藤井健志「真俗二諦論における神道観の変化—島地黙雷の政教論のもたらしたもの」井上順孝・阪本是丸編『日本型政教関係の誕生』第一書房、1987年。 藤井健志「明治初期における真宗の神道観—島地黙雷と南条神興の場合」『東京学芸大学紀要 第2部門 人文科学』39、1988年。 佐藤能丸「政教社の成立」『季刊日本思想史』30、1988年。 新田均「島地黙雷の政教関係論—維新直後から明治六年前半まで」『早稲田政治公法研究』25、1988年のち、同『近代政教関係の基礎的研究』大明堂、1997年所収。 新田均「島地黙雷の治教論」『皇學館大学神道研究所紀要』5、1989年（のち、同『近代政教関係の基礎的研究』大明堂、1997年所収。 笠松良男編『島地黙雷上濯纓大人書—新資料紹介、併せて同書の訓点を施した文・頭注・字解・大意』千代田女学園中学校・高等学校、1993年。 野世英水「島地黙雷の神道観」『印度學佛教學研究』431、1994年。 堀口良一「レオン・ド・ロニーの日本仏教に対する関心1島地黙雷との出会いを中心にして」『政治経済史学』342、1994年。 川村覚昭「島地黙雷の国際理解教育」『関西教育学会紀要』18、1994年。 川村覚昭「島地黙雷に於ける異文化としてのキリスト教理解—教育史的視座から」『京都産業大学日本文化研究所紀要』1、1995年。 堀口良一「レオン・ド・ロニーの日本仏教に対する関心1島地黙雷との出会いを中心にして」『政治経済史学』343、1995年。 川村覚昭「明治初期に於ける仏教者の異文化理解と国際理解教育—島地黙雷の場合」『京都産業大学論集 人文科学系列』22、1995年。 宮敏子「島地黙雷における政治と宗教」楠正弘編『宗教現象の地平—人間・思想・文化』岩田書院、1995年。 堀口良一「長州出身者の反キリスト教論—木戸孝允・青木周蔵・島地黙雷の場合」『帝塚山大学教養学部紀要』46、1996年。 岡崎正興「近代天皇制国家成立期にみた宗教と政治—国家神道の成立と島地黙雷」『国史学研究』21、1996年。 堀口良一「島地黙雷における「宗教」—『島地黙雷全集』の年代別定量分析」『帝塚山大学教養学部紀要』52、1997年。 野世英水「近代真宗教学における行信理解—島地黙雷をめぐって」『真宗研究』41、1997年。 宮敏子「島地黙雷における真宗「布教」の意味」岩手史学会編『岩手の歴史と風土—岩手史学研究80号記念特集』熊谷印刷出版部、1997年。 堀口良一「島地黙雷の「建言 三教合同ニツキ」と「三条教則批判建白書」の関連について」『社会システム研究』1、1998年。 堀口良一「明治初年における島地黙雷の政教論の意義 : 中村敬宇・森有礼・福沢諭吉と比較して」『近畿大学教養部紀要』311、1999年。 小川原正道「島地黙雷の政教分離工作」『法学政治学論究』42、1999年。 末木文美士「仏教と近代日本(1)神仏習合から神仏補完へ—島地黙雷の宗教論を中心に」『福神』2、1999年。 長場紘「はじめての日本人—福地源一郎と島地黙雷」同『近代トルコ見聞録』慶應義塾大学出版会、2000年。 福嶋寛隆・中川洋子・藤原正信他「島地黙雷の基礎的研究(共同研究) 」『龍谷大学仏教文化研究所紀要』39、2000年。 落合博志「盛岡市願教寺所蔵島地黙雷・大等旧蔵資料調査の概要」『国文学研究資料館文献資料部調査研究報告』21、2000年。 岡崎正興「島地黙雷研究の課題」『龍谷史壇』115、2001年。 福嶋寛隆・平田厚志・藤原正信他「島地黙雷の基礎的研究」『竜谷大学仏教文化研究所紀要』41、2002年。 川村覚昭「反仏教的『京都府建白書』と島地黙雷」『京都産業大学日本文化研究所紀要』7/8、2003年。 川村覚昭「島地黙雷に於ける真俗二諦観の意味と護法教育論」『日本仏教教育学研究』11、2003年。 村上興匡「明治期仏教にみる「宗教」概念の形成と「慣習」—島地黙雷を中心に」島薗進・鶴岡賀雄編『「宗教」再考』ぺりかん社、2004年。 戸浪裕之「島地黙雷の大教院分離運動」『国学院大学大学院紀要 文学研究科』37、2005年。 戸浪裕之「島地黙雷論序説—その自己形成をめぐって」『神道研究集録』19、2005年。 末木文美士「近代日本の仏教と国家」『宗教研究』792、2005年。 戸浪裕之「明治八年大教院の解散と島地黙雷」阪本是丸編『国家神道再考—祭政一致国家の形成と展開』弘文堂、2006年。 深見泰孝「仏教系生命保険会社の生成について—真宗信徒生命を中心に—」『保険学雑誌』602、2008年。 川村覚昭「島地黙雷著『観無量寿経講義』」『日本仏教教育学研究』16、2008年。 高山秀嗣「近代における仏教教団の女子教育への取り組み—女子文芸学舎を中心にして」『仏教経済研究』37、2008年。 番場実「信教の自由とは—廃仏毀釈事件を経て仏教が得たもの」『高野山大学大学院紀要』10、2008年。 戸浪裕之「島地黙雷の神道論形成—「神＝祖先」論の形成過程を中心に」『國學院大學研究開発推進センター研究紀要』2、2008年。 ヴィータ・シルヴィオ「西本願寺の教状視察とイタリア訪問の足跡—島地黙雷の『航西日策』を中心に」『立命館言語文化研究』202、2008年。 川村覚昭「島地黙雷著『観無量寿経講義』(2)」『日本仏教教育学研究』18、2010年。 小山聡子「島地黙雷」小川原正道編『近代日本の仏教者—アジア体験と思想の変容』慶應義塾大学出版会、2010年。 川村覚昭「島地黙雷著『観無量寿経講義』(3)」『日本仏教教育学研究』19、2011年。 嵩満也「シカゴ万国宗教会議と明治初期の日本仏教界—島地黙雷と八淵蟠龍の動向をとおして」『龍谷大学国際社会文化研究所紀要』13、2011年。 安渓遊地・安渓貴子・全京秀・鈴木隆泰・井竿富雄・岩野雅子・ウィルソン エイミー「明治初期に仏教を救った山口の四傑僧—島地黙雷・大洲鉄然・赤松連城・香川葆晃の研究」『山口県立大学学術情報』5、2012年。 戸浪裕之「島地黙雷の神道論形成」同『明治初期の教化と神道』弘文堂、2013年。 岩田真美「明治初期の仏教と他者としてのキリスト教—島地黙雷の洋行体験」高田信良編『宗教における死生観と超越』方丈堂出版、2013年。 川村覚昭「浄土真宗の建学精神—真宗教育の可能性」『大谷学報』922、2013年。 KRAMER Hand Marin,How "Religion" Came to Be Translated as Shukyo:Shimaji Mokurai and the Appropriation of Religion in Early Meiji Japan,Japan review,25(2013),pp.89111. 坂井美恵子「盲唖教育と政教分離—島地黙雷を中心に」『ろう教育科学』554、2014年。 戸浪裕之「島地黙雷の神道論—「神道治教」論を中心に」『神園』11、2014年。 内手弘太「島地黙雷と明治真宗教学史」『龍谷大学大学院文学研究科紀要』36、2014年。 クレーマ ハンス・マーティン「近代日本における「宗教」概念の西洋的起源—島地黙雷のヨーロッパ滞在を中心に」『宗教研究』883、2014年。 BELOUAD Chris「「日本における新しい宗教—それはいかにして創られるのか」(1875年)—レオン・ド・ロニーと島地黙雷の対談について」『仏蘭西学研究』41、2015年。 川村覚昭「島地黙雷の仏教的女子教育論」日本仏教教育学会編『仏教的世界の教育論理—仏教と教育の接点』法蔵館、2016年。 |
| +事典・略伝等 | 村松忠雄「島地黙雷」『早稲田学風』東京専門学校出版部、1899年。 鈴木光次郎「島地黙雷」『現代百家名流奇談』実業之日本社、1903年。 山内脩謙「學徳才の人島地默雷」『明治大正傑僧秘談』大雄閣、1929年。 増谷文雄「島地默雷」『日本仏教聖者伝』10、日本評論社、1935年。 「島地默雷」和田英松編集解説『類聚伝記大日本史』8、雄山閣、1936年。 稗田雪崖『吉田松陰先生の仏教観々察』稗田雪崖、1936年。 増谷文雄「島地默雷博士」『先師礼讃—近世真宗の学僧徳僧を語る』大日本真宗宣伝協会、1941年。 「福田行誡師と島地黙雷師」浄土真宗本願寺派学校連合会編『仏教のあゆみ』百華苑、1954年。 太田孝太郎「島地默雷」『盛岡市史 別篇1』盛岡市、1954年。 知切光歳「島地黙雷」『法縁の人々』百華苑、1960年。 「島地黙雷」柏原祐泉・薗田香融・柏原祐泉編『日本名僧列伝』社会思想社、1968年。 雲藤義道「島地黙雷—信教の自由を貫いた仏教再興の先覚者」西田文四郎編『幕末・明治に活躍した人びと』金園社、1968年。 吉田久一「島地黙雷」柏原祐泉・紀野一義・森竜吉・吉田久一『求道の人びと—近代仏教百年の歩み』春秋社、1969年。 ☆「嶋地黙雷年譜」二葉憲香・福嶋寛隆編『島地黙雷全集』5巻、日本仏教普及会、1978年所収。 日本歴史学会編『明治維新人名辞典』吉川弘文館、1981年。 日本仏教人名辞典編纂委員会編『日本仏教人名辞典』法蔵館、1992年。 礒村朝久編『雨田草堂主人—島地黙雷さん』甘棠山雨田草堂保存会、1995年。 礒村朝久編『風流人 島地黙雷—黙雷の唐詩に魅せられて』礒村朝久、1998年。 柏原祐泉・薗田香融・平松令三監修『真宗人名辞典』法蔵館、1999年。 周南市美術博物館編『周南の近代を彩った人たち—周南人物列伝2』周南市美術博物館、2014年。 |
| +略年譜 | 天保9年（1838） 2月15日、周防国佐渡郡徳地舛谷村専照寺において、同寺住職円随四男として生まれる。誕生日は未詳（外遊中に行われた氏子調で2月15日と届け出、この月日をもって誕生日とする）［年譜］。 嘉永2年（1849） 10月、隣寺妙楽寺西天の媒酌によって、堀村妙蓮寺の養嗣となり、入寺する［年譜］。 安政4年（1857） 肥前の原口針水に師事。12月中旬に帰郷［年譜］。 安政5年（1858） 3月から再び針水に随従［年譜］。 万延元年（1860） 三業派説諭のため熊本に来た栖城に随従する赤松連城と対論、勝敗決せず［年譜］。 文久元年（1861） 九州遊学を終えて春に帰郷。以降安芸福田に数度遊学［年譜］。 慶応2年（1866） 1月、前々年に出された火葬禁止の藩令を批判する『送葬論』を執筆。3月、大洲鉄然が主唱する長防二州真宗僧侶風儀改正に加わり、藩主に建議。藩当局の許可を受けて、萩清光寺に改正局を設けるとともに、同寺に文武併修の清光寺学校を開く。この年、佐波郡島地村妙誓寺に養子として入寺［年譜］。 慶応3年（1867） 7月、妙誓寺住職となり、のち島地を姓とする［年譜］。 明治元年（1868） 7月末日、大洲鉄然・赤松連城らとともに、本山改革を本山へ建議する［年譜］。 明治2年（1869） 9月、朝廷からの「宗意」の「下問」を受け、本山は黙雷の筆になる「真宗教導大意」を提出する［年譜］。 明治3年（1870） 8月、東上し、廃仏政策の転換を求めて政府有力者への働きかけを開始。9月、大洲鉄然とともに寺院寮の設立を政府へ請願、12月に寺院寮が設置される［年譜］。 明治4年（1871） 4月、富山藩における廃合寺問題について寺院寮に建議。夏、教部省開設の建議をし、9月に2度目の建議を行う［年譜］。 明治5年（1872） 1月27日、海外教情視察のため、門主代理梅上沢融の随行として渡欧。12月、「三条教則批判建白書」の提出を大洲鉄然に依頼［年譜］。 明治6年（1873） 2月24日、帰国の途につく。7月15日、帰国。帰国後は、大教院分離運動を展開［年譜］。 明治7年（1874） 大教院分離運動を引き続き展開するとともに、8月には大内青巒の『報四叢談』の発刊に参画し、以後ほとんど毎号執筆する。9月には教導職における政教混淆の改正を求めて建言し、10月には政府の火葬禁止令の解禁を求めて建言を行う［年譜］。 明治8年（1875） 1月、石川舜台と連名で真宗の分離許可促進の建議を行う。4月29日にも再度分離許可促進の建議を行う。翌30日、太政官は教部省に合併教院差し止めを達する。5月、「信教自由に就て」などを執筆。8月、東京において白蓮教会を設立し、伝道および信者の指導に乗り出す。教導職権中教正に補任されるが、9月に辞職［年譜］。 明治9年（1876） 4月、教導職中教正に任命。10月、エミル・ギメの訪問を受け、赤松連城・渥美契縁とともに飛雲閣で応対。11月7日、妙誓寺住職を辞める［年譜］。 明治10年（1877） 2月、渥美契縁と連盟で「社寺局改正意見」を建言。3月、本山参政主議に就き、教団の指導と運営にあたる。9月、西南戦争罹災者慰問のために出張し、鹿児島において敗走した西郷軍の難を逃れる［年譜］。 明治11年（1878） 2月、山県有朋の世話により、東京麹町番町に住居。5月21日から数日間、「異安心」の嫌疑により本山当局者の取り調べを受ける。8月16日、本山から議事局主議の解職などを受ける［年譜］。 明治12年（1879） 1月26日、大内青巒らと各宗連合の和敬会を興す。7月、門主明如による本山東京移転計画を受け、太政官に上申書を出し、門主にも翻意を促す（8月24日、門主は三条実美の勧告を容れて帰山）［年譜］。 明治14年（1881） 4月24日、市ヶ谷監獄にて教誨［年譜］。 明治16年（1883） 4月、令知会を設立［年譜］。 明治17年（1884） 2月より、徴兵問題に関する活動を行う［年譜］。 明治25年（1892） 2月、『令知会雑誌』を『三宝叢誌』と改題。海外宣教会会長就任。8月2日、岩手県願教寺住職となる［年譜］。 明治26年（1894） 3月30日、本山内局執行長に就任［年譜］。 明治27年（1895） 10月22日、本山執行長を辞職、同日、勧学に昇階［年譜］。 明治29年（1896） 1月より、『仏教各宗綱要』の日蓮宗妙満寺派提出原稿にある「四箇格言」・「謗法厳誡」の二題を削除するよう求め、紛糾（妙満寺派問題）。 明治30年（1897） 8月20日、妙満寺派問題に関し、浅草別院において各宗教界幹事臨時会を開き、決着を付ける［年譜］。 明治31年（1898） 9月17〜30日、軍隊布教のため熊本第六師団へ出張する［年譜］。 明治35年（1902） 9月、高輪仏教大学で万国仏教青年連合会を結成し、会長に就任する［年譜］。 明治38年（1905） 11月3日〜12月15日、台湾教状視察に参加［年譜］。 明治43年（1910） 5月31日〜6月30日、満州視察に参加。12月22日、願教寺住職を退く［年譜］。 明治44年（1911） 2月3日、死去［年譜］。 |
| +著作目録類 | 千代田学園編「島地黙雷上人—略伝・著作目録(抄)」千代田学園、1960年。 |
| +主要著作 | 島地黙雷『修斉通書』撃桃社、1874年。 島地黙雷述『耶蘇教一夕話—教海新潮抄録』葛西重松、1881年。 島地黙雷『信因称報義』酬恩社、1882年〔http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/821434〕。 島地黙雷『法のてかがみ』敬愛舎、1887年〔http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/822346〕。 島地黙雷『標註徒然草抄』白蓮会、1888年〔http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/888857〕。 島地黙雷・織田得能『三国仏教略史』上中下、鴻盟社、1890年 上〔http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/816482〕 中〔http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/816483〕 下〔http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/816484〕。 島地黙雷『法の初年』 顕道書院、1891年〔http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/904666〕。 渥美契縁・島地黙雷『大極殿御仏事考略並建議』博成堂、1893年〔http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/818723〕。 島地黙雷『針水和尚肖像賛史』 顕道書院、1894年〔http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/823163〕。 島地黙雷『仏教通俗講義』光融館、1894年。 島地黙雷『維摩經講義』光融館、1897年。 島地黙雷『真宗大意』哲学館、1899年。 島地黙雷『般舟讃講話』上下、仏教図書出版、1901年 上〔http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/822374〕 下〔http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/822375〕。 島地黙雷述『観無量寿経講義』光融館、1909年〔http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/899625〕。 |
| +キーワード（１） | 浄土真宗 |
| +キーワード（２） | 教部省 |
| +キーワード（３） | 仏教家教導職 |
| +キーワード（４） | 大教院 |
| データベースの典拠 | 「年譜」＝「嶋地黙雷年譜」二葉憲香・福嶋寛隆編『島地黙雷全集』5巻、日本仏教普及会、1978年。 |
| コンテンツ権利区分 | CC BY-NC |
| 資料ID | 40267 |
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