はなむけ

大分類万葉神事語辞典
分野分類 CB文学
文化財分類 CB学術データベース
資料形式 CBテキストデータベース
+項目名はなむけ;餞
+表記
TitleHanamuke
テキスト内容「馬の鼻向け」の略で、旅立ちや門出に際して送別の宴を開き、詩歌や金品などを贈って、見送ったこと。また、その宴や贈り物そのものをいう。後世には餞別の贈り物を指すことが多くなった。万葉集では、大宰少弐石川足人が京官となって遷任する時に「筑前国の蘆城の駅家に餞する歌」(4-549)とある。蘆城には駅馬のための駅家が設けられ、大宰府の官人たちはしばしばここで遊宴や送別の宴を催した。この宴でも、天地の神々に石川朝臣が無事であるよう守り助け給えと祈る歌がよまれており、旅人の行路安全を神に祈願する宴でもあったことが知られる。また、但馬按察使橘奈良麿朝臣に「餞」したおりの歌(19-4279、4280、4281)にも同様に旅人の無事を祈願する様子がうかがわれる。
+執筆者渡邊明子
-68800402009/07/06hoshino.seiji00DSG000626はなむけ;餞Hanamuke「馬の鼻向け」の略で、旅立ちや門出に際して送別の宴を開き、詩歌や金品などを贈って、見送ったこと。また、その宴や贈り物そのものをいう。後世には餞別の贈り物を指すことが多くなった。万葉集では、大宰少弐石川足人が京官となって遷任する時に「筑前国の蘆城の駅家に餞する歌」(4-549)とある。蘆城には駅馬のための駅家が設けられ、大宰府の官人たちはしばしばここで遊宴や送別の宴を催した。この宴でも、天地の神々に石川朝臣が無事であるよう守り助け給えと祈る歌がよまれており、旅人の行路安全を神に祈願する宴でもあったことが知られる。また、但馬按察使橘奈良麿朝臣に「餞」したおりの歌(19-4279、4280、4281)にも同様に旅人の無事を祈願する様子がうかがわれる。627はなむけ餞渡邊明子は1
資料ID32236

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