せのうみ

大分類万葉神事語辞典
分野分類 CB文学
文化財分類 CB学術データベース
資料形式 CBテキストデータベース
+項目名せのうみ;石花の海
+表記石花の海
TitleSenoumi
テキスト内容甲斐国、富士山北麓にあったとされる大湖。『三代実録』には、864(貞観6)年5月の富士山噴火時、青木ヶ原溶岩流によって現在の富士五湖に数えられる精進湖と西湖の二つに分かれたことが確認できる。「せ」は、甲殻類節足動物の「亀の手」の異名。海岸の岩礁の満干線あたりに群をなして付着する様子が石に咲く花のように見えるため、「石花」と表記する。万葉集には「馬声蜂音石花蜘□[虫+厨]荒鹿(いぶせくもあるか)」(12-2991)の戯訓がある。高橋虫麿の「不尽山を詠める歌一首」(3-319)では、富士山を神妙なる神であるとし、この石花海と呼ばれる湖もこの山が「つつめる海」と讃えている。
+執筆者荒木優也
コンテンツ権利区分CC BY-NC
資料ID32072
-68636402009/07/06hoshino.seiji00DSG000462せのうみ;石花の海Senoumi甲斐国、富士山北麓にあったとされる大湖。『三代実録』には、864(貞観6)年5月の富士山噴火時、青木ヶ原溶岩流によって現在の富士五湖に数えられる精進湖と西湖の二つに分かれたことが確認できる。「せ」は、甲殻類節足動物の「亀の手」の異名。海岸の岩礁の満干線あたりに群をなして付着する様子が石に咲く花のように見えるため、「石花」と表記する。万葉集には「馬声蜂音石花蜘□[虫+厨]荒鹿(いぶせくもあるか)」(12-2991)の戯訓がある。高橋虫麿の「不尽山を詠める歌一首」(3-319)では、富士山を神妙なる神であるとし、この石花海と呼ばれる湖もこの山が「つつめる海」と讃えている。,463せのうみ石花の海荒木優也せ1

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