大分類万葉神事語辞典
分野分類 CB文学
文化財分類 CB学術データベース
資料形式 CBテキストデータベース
+項目名せ;背・兄・夫
+表記背・兄・夫
TitleSe
テキスト内容夫・恋人・兄弟・友人など広く親しい男性をさしていう呼称。女性が恋愛や婚姻の対象としての男性をさして呼びかける場合が多い。また、「せろ」「せな」のように接尾語を伴うこともある。「イモ」と対であり、上代における恋歌は兄と妹の恋が根幹となって詠われていく。この形式は、男女の恋の起源を兄妹婚という近親相姦に求めることとも関わる。記紀では、イザナギ・イザナミの兄妹婚が語られる。中国西南少数民族でも多く兄妹という形式で恋歌が展開するが、その語られる起源も多く洪水神話における兄妹婚である場合が認められる。ただし、このような近親相姦は始祖にのみ許されるもので、それ以外は悲劇へと向かう。記紀に見られるカルノミコ兄妹はその例である。この形式を踏襲する形で恋歌は展開する。ここに愛しながらも結婚できない男女の哀歓が詠われていく。
+執筆者荒木優也
-68631402009/07/06hoshino.seiji00DSG000457せ;背・兄・夫Se夫・恋人・兄弟・友人など広く親しい男性をさしていう呼称。女性が恋愛や婚姻の対象としての男性をさして呼びかける場合が多い。また、「せろ」「せな」のように接尾語を伴うこともある。「イモ」と対であり、上代における恋歌は兄と妹の恋が根幹となって詠われていく。この形式は、男女の恋の起源を兄妹婚という近親相姦に求めることとも関わる。記紀では、イザナギ・イザナミの兄妹婚が語られる。中国西南少数民族でも多く兄妹という形式で恋歌が展開するが、その語られる起源も多く洪水神話における兄妹婚である場合が認められる。ただし、このような近親相姦は始祖にのみ許されるもので、それ以外は悲劇へと向かう。記紀に見られるカルノミコ兄妹はその例である。この形式を踏襲する形で恋歌は展開する。ここに愛しながらも結婚できない男女の哀歓が詠われていく。458せ背・兄・夫荒木優也せ1
資料ID32067

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