しきたへの

大分類万葉神事語辞典
分野分類 CB文学
文化財分類 CB学術データベース
資料形式 CBテキストデータベース
+項目名しきたへの;敷妙の
+表記敷妙の
TitleShikitaheno
テキスト内容「しき」は重なる意。「たへ」は本来楮(こうぞ)の繊維で織った布のこと。幾重にも重ねた布。「白妙の」と同様に衣や袖の美称となる。主に「袖(衣手)」や「枕」にかかり、恋しい相手の身や共寝をする夜床を連想させる。また「味さはふ 妹が目離れて 敷妙の 枕も纏かず」(6-942)のように、旅先において故郷の安らかな生活を表すこともある。「たへ」は衣服の料となることから、それを身体に纏う相手と結びつけられて意識される。祝詞において、神に献上するものとして「明妙(あかるたへ)・照妙(てるたへ)・和妙(にきたへ)・荒妙(あらたへ)」が顕著にみられ、供物の中核をなしていることからは、「たへ」が依り代として重要な意義を有していることが知られる。
+執筆者舟木勇治
-68590402009/07/06hoshino.seiji00DSG000416しきたへの;敷妙のShikitaheno「しき」は重なる意。「たへ」は本来楮(こうぞ)の繊維で織った布のこと。幾重にも重ねた布。「白妙の」と同様に衣や袖の美称となる。主に「袖(衣手)」や「枕」にかかり、恋しい相手の身や共寝をする夜床を連想させる。また「味さはふ 妹が目離れて 敷妙の 枕も纏かず」(6-942)のように、旅先において故郷の安らかな生活を表すこともある。「たへ」は衣服の料となることから、それを身体に纏う相手と結びつけられて意識される。祝詞において、神に献上するものとして「明妙(あかるたへ)・照妙(てるたへ)・和妙(にきたへ)・荒妙(あらたへ)」が顕著にみられ、供物の中核をなしていることからは、「たへ」が依り代として重要な意義を有していることが知られる。417しきたへの敷妙の舟木勇治し1
資料ID32026

PageTop