さいかの

大分類万葉神事語辞典
分野分類 CB文学
文化財分類 CB学術データベース
資料形式 CBテキストデータベース
+項目名さいかの;さひかの;雑賀野
+項目名(旧かな)さひかの
+表記雑賀野
TitleSaikano
テキスト内容和歌山市の南部で和歌浦町の西北一帯を指す。また、西部の海岸を「雑賀の浦」(7-1194)と呼ぶ。万葉集では「神亀元年甲子の冬十月五日、紀伊国に幸せる時に、山部宿禰赤人が作る歌」に「やすみしし わご大君の 常宮と 仕へ奉れる 雑賀野ゆ」(6-917)とあり、ここに聖武天皇の離宮が造営されてあり、行幸が行われたことが詠われている。ところで、海浜に位置している雑賀野の離宮から沖を眺めると「神代より 然そ貴き 玉津島山」(6-917)が望まれた。ここでいう「玉津島山」は一帯に散見される島々の総称であるが、景物を讃美することが、天皇讃美へとつながるという手法は行幸従駕歌の常套手段である。
+執筆者城﨑陽子
-68549402009/07/06hoshino.seiji00DSG000375さいかの;さひかの;雑賀野Saikano和歌山市の南部で和歌浦町の西北一帯を指す。また、西部の海岸を「雑賀の浦」(7-1194)と呼ぶ。万葉集では「神亀元年甲子の冬十月五日、紀伊国に幸せる時に、山部宿禰赤人が作る歌」に「やすみしし わご大君の 常宮と 仕へ奉れる 雑賀野ゆ」(6-917)とあり、ここに聖武天皇の離宮が造営されてあり、行幸が行われたことが詠われている。ところで、海浜に位置している雑賀野の離宮から沖を眺めると「神代より 然そ貴き 玉津島山」(6-917)が望まれた。ここでいう「玉津島山」は一帯に散見される島々の総称であるが、景物を讃美することが、天皇讃美へとつながるという手法は行幸従駕歌の常套手段である。376さいかのさひかの雑賀野城﨑陽子さ1
資料ID31985

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