うきたのもり

大分類万葉神事語辞典
分野分類 CB文学
文化財分類 CB学術データベース
資料形式 CBテキストデータベース
+項目名うきたのもり;浮田の杜
+表記浮田の杜
TitleUkitanomori
テキスト内容所在未詳。『延喜式』神名帳に「大和国宇智郡荒木神社」とあることから、奈良県五條市今井にある荒木神社だと言われるが、京都市伏見区淀の与杼(よど)神社とする説もある。万葉集に1例のみで、11-2839に「かくしてや なほやなりなむ 大荒木(おほあらき)の 浮田の社の 標(しめ)にあらなくに(こうしてやはり老いてゆくのか。大荒木の浮田の神社の注連縄(しめなわ)でもないのに)」とある。歌意から察するに、当時のウキタノモリは、古びた注連縄がかかっている、古色蒼然とした訪れる人の少ない神社であったのであろう。浮田の杜の枕詞の「大荒木」が、死者を埋葬するまでの期間に遺体を納めて置くことを意味することからも、浮田の社の荒涼としたイメージが感じ取れる。
+執筆者山﨑かおり
-68313402009/07/06hoshino.seiji00DSG000139うきたのもり;浮田の杜Ukitanomori所在未詳。『延喜式』神名帳に「大和国宇智郡荒木神社」とあることから、奈良県五條市今井にある荒木神社だと言われるが、京都市伏見区淀の与杼(よど)神社とする説もある。万葉集に1例のみで、11-2839に「かくしてや なほやなりなむ 大荒木(おほあらき)の 浮田の社の 標(しめ)にあらなくに(こうしてやはり老いてゆくのか。大荒木の浮田の神社の注連縄(しめなわ)でもないのに)」とある。歌意から察するに、当時のウキタノモリは、古びた注連縄がかかっている、古色蒼然とした訪れる人の少ない神社であったのであろう。浮田の杜の枕詞の「大荒木」が、死者を埋葬するまでの期間に遺体を納めて置くことを意味することからも、浮田の社の荒涼としたイメージが感じ取れる。140うきたのもり浮田の杜山﨑かおりう1
資料ID31749

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