龍田坐天御柱国御柱神社

大分類式内社データベース
旧郡名平群郡
+座数2
官幣・国幣官幣
社格名大・月・新
名神大社・大社・小社名大
月次祭・新嘗祭の有無月・新
テキスト内容・天武天皇4年（675）4月10日「遣小紫美濃王、小錦下佐伯連広足、祠風神于竜田立野、」（『紀』）＝風神を竜田立野の地に祀る。以降、天武・持統朝に祭祀記事が散見。
・天平2年（730）12月20日大和国正税帳「竜田神戸稲肆伯参拾束捌把、租壱拾束、合肆伯肆拾束捌把、」（『正倉院文書』）＝天平2年段階で神戸を有していた。
・宝亀9年（778）6月26日「特　詔、遣参議正四位上左大弁藤原朝臣是公、肥後守従五位下藤原朝臣是人、奉幣帛於広瀬竜田二社、為風雨調和、秋稼豊稔也、」（『続紀』）＝風雨調和・秋稼豊稔のために広瀬・龍田両社に奉幣。
・延暦18年（799）6月15日「勅、祭祀之事、在徳与敬、心不致敬、神寧享之、広瀬竜田祭、所以鎮弭風災、祷祈年穀也、而大和国司、触事怠慢、都無粛敬、差遣史生、祗承朝代、祀無報応、職此之由、自今以後、守介一人、斎戒祗承、若有事故、聴遣判官。」（『後紀』）＝風災を鎮め年穀を祈る大忌祭・風神祭に怠慢がないよう、大和守・介が斎戒して勅使を祗承すべきことを命じている
・大同元年牒（806）「龍田神三戸〈並大和国、〉」（『格勅符抄』）＝大和国に3戸の神戸を有していた。
・弘仁14年（823）6月4日「差使奉幣貴布祢、乙訓、広湍、竜田四神、又奉幣帛馬吉野川上雨師神社、祈雨也、」（『紀略』）＝祈雨のため、貴船・乙訓・広瀬・龍田に奉幣を行う。
・貞観12年（870）7月22日「是日、遣朝使築河内国堤、恐成功未畢重有水害也、由是奉幣大和国三歳神、大和神、広瀬神、竜田神、祈無雨、以河内水源出自大和国也、」（『三実』）＝河内国の堤防工事における水害を防ぐため、止雨祈願の奉幣を受けている。
・元慶2年（878）7月26日「大和国広瀬竜田両社造立倉各一宇、為納神宝也、」（『三実』）＝神宝を奉納するための倉が造立される。
・元慶3年（879）6月14日「遣使於大和国広瀬、竜田、摂津国住吉、大依羅等四神社、奉神財、」（『三実』）＝神財が奉られる。
・「風神祭二座〈龍田社、七月准此、〉（略）差王・臣五位已上各一人、神祇官六位以下官人各一人充使、〈卜部各一人、神部各二人相随、〉」（『延』四時祭上15）＝五位以上の王・臣と六位以下の神祇官人が使者となり、龍田社にて風神祭を行う
・「祈雨神祭八十五座、（略）竜田社二座、（略）」（『延』臨時祭26）＝祈雨神として数えられている
・「我御名者、天乃御柱乃命、国乃御柱能命止御名者悟奉弖、（略）天下能公民能作作物乎、悪風荒水尓不相賜、（略）」（『延』祝詞6）＝竜田風神祭祝詞に神名が表記（比古神・比売神とも表記）され、天下公民の作物に「悪風荒水」の害が起こらないよう祈る
+神階の変遷（～六国史）龍田神に従五位下（『紀略』弘仁13年〈822〉8月3日）
→「国家鎮護」のため、天御柱命・国御柱命に従五位上（『文実』嘉祥3年〈850〉7月11日）
→天御柱命・国御柱命に従四位下（『文実』仁寿2年〈852〉7月25日）
→天御柱命・国御柱命に従三位（『文実』仁寿2年〈852〉10月2日）
→従三位龍田神に正三位（『三実』貞観元年〈859〉正月27日）
+現社名など（１）龍田大社
+現社名など（１）緯度経度北緯 34 度 35 分 35.25 秒
東経 135 度 41 分 14.17 秒
+現社名など（１）リンクhttps://www.google.com/maps/d/edit?mid=12nKzq6q-JBcrN7rCFIWIH0w0nUeX8tI&ll=34.593126, 135.687270&z=20&t=p
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資料ID180692

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