乙訓坐火雷神社

大分類式内社データベース
旧郡名乙訓郡
+座数1
官幣・国幣官幣
社格名大・月・新
名神大社・大社・小社名大
月次祭・新嘗祭の有無月・新
テキスト内容・「（略）所謂丹塗矢者、乙訓郡社坐、火雷命在、」（『山城国風土記』〈前田家本『釈日本紀』9「頭八咫烏」条）
・大宝2年（702）7月8日「詔、伊勢太神宮封物者、是神御之物、宜准供神事、勿令濫穢、又在山背国乙訓郡火雷神、毎旱祈雨、頻有徴験、宜入大幣及月次幣例、」（『続紀』）
・天平7年（735）4月14日「乙訓神　六戸〈山城国、天平七年四月十四日符〉」（『格勅符抄』大同元年符〈806〉）
・宝亀3年（772）正月13日太政官符「合神二処、双栗神　在山背国久世郡、充奉田壱段、乙訓神　在同国乙訓郡、充奉神戸壱国并幣帛、右、得官解偁、供奉　御体御卜之日□、祟奏上、奉　勅依奏、仍注事状申送□、官宜承知、依　勅施行、符到奉行、従四位下行左中弁兼中務大輔大伴宿禰家持、左少史正七位上土師宿禰柂取、」（大伴家持自署）
・宝亀5年（774）正月25日「山背国言、去年十二月、於管内乙訓郡乙訓社、狼及鹿多、野狐一百許、毎夜吠鳴、七日乃止、」（『続紀』）
・同6月5日「奉幣於山背国乙訓郡乙訓社、以犲狼之怪也、奉黒毛馬於丹生川上神、旱也、」（『続紀』）
・延暦3年（784）11月28日「遣使修理賀茂上下二社及松尾乙訓社、」（『続紀』）
・延暦13年（794）12月11日「遷置山城国乙訓社仏像於大原寺、初西山採薪人休息此社、便刻木成仏像、称有神験、衆会集驚耳目、故遷、」（『紀略』）
・弘仁14年（823）6月4日「差使奉幣貴布祢、乙訓、広湍、龍田四神、又奉幣帛馬吉野川上雨師神社、以祈雨也、」（『紀略』）
・承和5年（838）8月28日「降雨殊切、奉幣賀茂上下、松尾、乙訓、垂水、住吉等名神、以祈霽焉、」（『続後紀』）
・承和7年（840）4月29日「勅、頃者、炎旱未幾、嘉苗殆枯、宜下奉幣松尾、賀茂、乙訓、貴布祢、丹生川上雨師、垂水等社、祈甘雨防中風災上焉、」（『続後紀』）
・承和8年（841）4月29日「勅、頃者、時雨不降、農夫輟耕、如非祷祈、恐傷嘉苗、宜奉幣松尾、賀茂、乙訓、貴布祢、垂水、住吉、雨師神、令祈甘雨、兼防中風災上、」（『続後紀』）
・承和9年（842）3月22日「遣使奉幣松尾、鴨御祖、鴨別雷、乙訓等名神、祈雨也、」（『続後紀』）
・同7月6日「勅、奉幣於貴布祢、乙訓、丹生川上雨師神社、令祈雨也、」（『続後紀』）
・仁寿元年（851）6月3日「遣下使者向伊勢、賀茂、松尾、乙訓等神社、以祈上霽、策文曰、天皇が詔旨と、掛畏き大神の広前に申く、近来雨降己と渉旬て、百姓の農業流損なへし。掛畏き大神の厚助に依て、此災は可止しと所念行てなも、去五月廿七日に御馬進む、雨止め賜と祷申賜ひし、而卜定たる日促にして、御馬取に遣こと不堪、後日に必進む、故是以差使て、太幣を令捧持奉出す、此状を聞食て、降雨忽晴て五穀不損、秋稼豊登しめ、天皇朝庭を、常磐に堅磐に、天下平安に、護幸へ助賜ひ矜賜へと、恐み恐みも申賜くと申、又別辞申、此雨の不止さる由縁を卜求れは、春祭に供奉せる使等中に有穢事けり、因茲、大神不志己理賜へりと卜申せり、而祭使は御卜合へる人を令供奉となも、所念行せる、此事を聞食てなも懼畏り御坐す、大神神那我良聞食て、今も弥益に安に護助賜へと、恐み恐みも申賜くと申、」（『文実』）
・天安2年（858）7月12日「宣命雨師、乙訓、水主、貴布祢神等、為祈雨也、入夜天陰小雨、」（『文実』）
・貞観元年（859）7月14日「遣使諸社、奉中神宝幣帛、（略）右兵衛佐従五位下源朝臣至為乙訓社使、（略）」（『三実』）
・同9月4日「分頭遣使、奉幣賀茂御祖、別雷、松尾、貴布祢、乙訓、稲荷等神社、祈止霖雨也、」（『三実』）
・貞観9年（867）9月11日「遣使於賀茂御祖、別雷、松尾、稲荷、貴布祢、丹生川上、住吉、水主大神、長田、乙訓等神社奉幣、先月祈五穀、今以賽焉、」（『三実』）
・貞観15年（873）5月20日「奉幣於賀茂、松尾、乙訓、稲荷、貴布祢、丹生川上雨師神、並祈嘉澍也、」（『三実』）
・貞観15年（873）7月9日「遣使於賀茂、松尾、稲荷、乙訓、貴布祢神社奉幣、祈雨也、」（『三実』）
・貞観17年（875）6月3日「分遣使者於山城国賀茂御祖別雷、松尾、稲荷、乙訓、貴布祢、大和国丹生川上七社奉幣、丹生川上奉黒馬、以祈嘉澍也、」（『三実』）
・同7月2日「遣使班幣賀茂御祖別雷、松尾、稲荷、乙訓、木島、貴布祢、丹生川上八神社、祈雨也、」（『三実』）
・同8月25日「奉幣伊勢及賀茂御祖別雷社、松尾、稲荷、木島、乙訓、丹生社、祈秋稔也、」（『紀略』）
・元慶元年（877）6月14日「奉幣石清水八幡大菩薩宮并賀茂御祖、別雷、松尾、稲荷、木島、乙訓、大依羅、垂水、広田、生田、長田神社、祈甘雨也、」（『三実』）
・元慶2年（878）6月3日「自去月至此、亢陽不雨、名山大川能興雲致雨、並班幣祈雨、賀茂御祖別雷、松尾、稲荷、貴布祢、丹生川上、乙訓、水主八社是也、丹生川上加奉黒馬疋、」（『三実』）
・元慶3年（879）5月21日「奉幣賀茂御祖、別雷、松尾、稲荷、貴布祢、乙訓等神社、祈膏雨也、」（『三実』）
・元慶4年（880）5月16日「廼者膏雨難得、農民稍憂、是日、遣使者於賀茂御祖、別雷、松尾、稲荷、乙訓、貴布祢、丹生川上等社、奉幣祈雨、丹生川上加奉黒馬、告文曰、云々、」（『三実』）
・元慶7年（883）5月22日「夜、分遣使者於松尾、賀茂御祖、別雷、稲荷、貴布祢、水主、乙訓七社、奉幣而雩、以旱也、」（『三実』）
・同9月2日「奉幣於賀茂御祖、別雷、松尾、貴布祢、稲荷、乙訓、丹生河上神社、祈止雨也、」（『三実』）
+神階の変遷（～六国史）「遷都」により乙訓神に従五位下（『続紀』延暦3年〈784〉11月20日）
→乙訓神に従五位下（『紀略』弘仁13年〈822〉8月3日）
→火雷神に従五位上（『文実』嘉祥3年〈850〉7月11日）
→正五位下乙訓火雷神に従四位下（『三実』貞観元年〈859〉正月27日）
+現社名など（１）（論社）角宮神社
+現社名など（１）緯度経度北緯 34 度 56 分 32.08 秒
東経 135 度 41 分 19.73 秒
+現社名など（１）リンクhttps://www.google.com/maps/d/edit?mid=12nKzq6q-JBcrN7rCFIWIH0w0nUeX8tI&ll=34.942244, 135.688813&z=20&t=p
+現社名など（２）（論社）向日神社相殿
+現社名など（２）緯度経度北緯 34 度 56 分 38.93 秒
東経 135 度 41 分 49.63 秒
+現社名など（２）リンクhttps://www.google.com/maps/d/edit?mid=12nKzq6q-JBcrN7rCFIWIH0w0nUeX8tI&ll=34.944148, 135.697120&z=20&t=p
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資料ID180573

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