【解説】平家物語 巻一~巻十二 古活字版 寛永元(1624)年刊
| 大分類 | 図書館デジタルライブラリー |
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| 中分類 | 平家物語 |
| 小分類 | 平家物語 巻一~巻十二 古活字版 寛永元(1624 |
| 分野分類 CB | 歴史学 |
| 文化財分類 CB | 図書 |
| 資料形式 CB | テキストデータベース |
| +解説 | 平家物語 道意本 [貴788-799] 〈外題〉「平家物語 一(~十二)」(左肩後補金地水紋布目型押文様書題簽) 〈内題〉「平家物語巻第一(~十二、灌頂巻)」 〈巻冊〉12巻12冊 〈体裁〉袋綴(四つ目綴) 〈表紙寸法〉縦27.6糎×横19.6糎 〈書入・貼紙〉なし 〈刊記〉「此平家物語一方検校衆以吟味令開板之者也/干時寛永元年五月初一日/洛陽三条寺町 道意」 〈蔵書印〉「宮原本家蔵書」(二種) 〈解題〉 本書は流布本に分類される比較的古い時期の古活字本である。川瀬一馬氏は、巻末に「此平家物語一方検校衆以吟味令開版之者也/河原町 仁衛門」の刊記を持つ十一行平仮名交じり本の「翻印を行つたものと認められる」としている。 蔵書印から本書は、かつて宮原家に伝わっていた本であることがわかる。宮原家は、江戸時代に定められた高家の一つに数えられていた。石高は少ないが、官位は大名に準じるほど高く、格式の高い家であった。 本書の表紙は紺地に金泥で巻ごとに異なる山水が描かれる。題簽は水紋に墨筆で外題を記す。国文学研究資料館にも本書の同版本が所蔵されており、表紙は茶色で、刷り題簽である。こうした点から、本書は改装本と考えられる。嫁入り本として改装されたものではないかと推測される。 〈参考〉 ・川瀬一馬『増補古活字版之研究』 (ABAJ 1967年) ・『国史大辞典』 5(吉川弘文館 1979年) |
| +登録番号(図書館資料ID) | 貴788-799 |
| 所有者(所蔵者) | 國學院大學図書館 |
| コンテンツ権利区分 | CC BY-SA-ND |
| 資料ID | 143604 |
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