【解説】伊勢物語 上・中・下 伝江戸時代初期写 奈良絵本
大分類 | 図書館デジタルライブラリー |
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中分類 | 奈良絵本・絵巻物関係 |
小分類 | 伊勢物語 上・中・下 伝江戸時代初期写 奈良絵本 |
分野分類 CB | 歴史学 |
文化財分類 CB | 図書 |
資料形式 CB | テキストデータベース |
+解説 | 伊勢物語 (奈良絵本)江戸時代初期 [貴1920-1922] 〈外題〉「伊勢物語 上(中・下)」(左肩原装金地題簽) 〈内題〉なし 〈巻冊〉1巻3帖 〈体裁〉綴葉装 〈書写年代〉江戸時代初期 〈表紙寸法〉縦23.3糎×横16.7糎 〈書入・貼紙〉なし 〈奥書〉なし 〈蔵書印〉なし 〈解題〉 表紙は、金と藍との市松模様緞子。題簽(縦14.4糎 横3.2糎)は鳥の子紙に金泥霞引きで「伊勢物語 上(‐中・下)」と墨書し、表紙左肩に貼り付けてある。見返しは薄手の鳥の子に金泥引き。本文の料紙も鳥の子紙で、そのほとんどに金泥の沢瀉・牡丹・菖蒲・朝顔・笹などの模様がある。1面10行、1行に約23ないし24字の詞書、歌は詞書より約4文字下げて2行書きにしている。本文は天福本系に属すると思われるが精査を要する。上巻は、全34丁、うち墨付32丁で、第1段から第23段の詞書「河内へもいかすなりにけり」までを記す。絵は18図。中巻は、全46丁、うち墨付43丁で、本文第23段の詞書「まれ/\かの高安にきてみれは……」から第71段終わりまでを記し、絵は17図である。下巻は、全36丁、うち墨付は33丁。本文第79段から最終の第125段までを記す。 絵は13図である。挿絵の構図は、奈良絵本や絵巻の範となった嵯峨本伊勢物語に則っているが、画中画の書き込みや前栽の描写は非常に細かい。色彩も金泥を多く用いた鮮やかなものとなっている。 序・跋・奥書・付箋などはないが箱書に次のようにある。 「伊勢茂能語 三冊」(蓋の表中央に墨書) 「貞壽院様 御持参之御品」(蓋裏左下に墨書) 〈参考〉 ・『國學院大學図書館蔵武田祐吉博士旧蔵善本解題』(角川書店 1985年) |
+登録番号(図書館資料ID) | 貴1920-1922* |
所有者(所蔵者) | 國學院大學図書館 |
コンテンツ権利区分 | CC BY-SA-ND |
資料ID | 143152 |
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