能順 画像に連歌

資料名(ヨミ)ノウジュン ガゾウニレンガ
資料番号22-06-001
大分類歴史
中分類その他
小分類その他
所蔵館小松市立博物館
資料群名小松俳諧資料(後藤長平氏寄贈)
形態軸装
材質
記述内容(右の句)身のうへに ふるハかりにて 春秋の/いろをもしらす 過しぬるかな
(左の句)いなつまの うつしをけるや 露の影                法橋能順
公開解説 小松天満宮には「身のうへに」の和歌と「いなつまの」の句が書かれた能順画像の軸があり、そこには能順が七十七歳の折に書かれたことが明記されている。「いなつまの」の句は、露のごとくはかなく、電(いなづま)のごとく一瞬に消え去ることを句に詠んだもので、能順が死を意識して、実際の死よりは数年前に詠んだ辞世と考えられる。なお、能順の句集『聯玉集』には「彼国にまち迎ふるや花の春」が辞世として載っており、その句が死の間際に詠まれたものであろう。

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