座繰
資料名称フリガナ | ザグリ |
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大分類 | 民俗 |
中分類 | 生産生業 2 |
小分類 | 繊維 8 |
資料番号 | HF28-000015 |
現地呼称・現地別称 | ザグリ |
使用地(市町村) | 鹿本郡菊鹿町 |
公開解説 | 蚕繭から生糸をつむぐ道具です。繭を煮て糸をとりやすくし、片手で座繰のハンドルを回し、歯車によって回転する糸枠に糸を巻き取っていきます。この作業を糸繰りなどといい、これを座って行えることからついた呼び名ともいわれます。この座繰は大正15年から昭和初期まで使われていました。側板に墨書で「大正拾五年六月二十一日渡辺九蔵」と書かれています。また「熊本市 草場町 製糸機製造 富永岩蔵」という焼印もあります。蚕糸会館のある上通町一帯はかつては蚕糸関係の機関や団体、会社などが集まる、熊本県における蚕業ゆかりの地でした。そのため製糸関連用具を作る腕の良い職人もたくさんいたのではないかと考えられます。 |
検索市町村名 | 山鹿市 |