唐竿

資料名称フリガナカラサオ
大分類民俗
中分類生産生業 2
小分類農耕 2
資料番号HF22-000588
現地呼称・現地別称ブリコ
公開解説麦や粟などの穀類や豆などの脱穀に使う道具です。ブリコ、ブリ、ビャー、メグリボウ、グルリなど県内でも様々な呼び名があります。竿、竿に固定された軸木、軸木に付けられた回転する打木で構成されています。ネコブク(藁縄を編んだ作業用の敷物)の上に干した穀類や豆を広げ、竿を振って打木を回転させ、穀類や豆に打木を叩き落として脱穀します。この唐竿は打木に4本の竹が使われていますが、打木の数は1本から5本ぐらいまで様々です。唐竿はアジアやヨーロッパの各地で広く使われてきた道具で、日本でも平安時代中期にまとめられた辞書「和名類聚抄」に連伽(れんか)という名前で掲載されており、古くから使われていたことがわかります。

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