千歯扱

資料名称フリガナセンバコキ
大分類民俗
中分類生産生業 2
小分類農耕 2
資料番号HF22-000129
現地呼称・現地別称タケセンバ
使用地(市町村)玉名郡玉東町
公開解説千歯扱きは木製の台に前2本、後ろ2本の足を付け立て、台に結びつけられ垂らされた縄に結びつけられた足置きを踏んで体重を掛け固定し、櫛状の歯の部分に刈り取った後に乾燥した稲や麦の束を振りかぶって叩きつけ、引いて梳き取る道具です。江戸時代の前期に発明された道具です。それまで、麦は唐竿で叩くか穀打台に打ち付け脱穀しました。また、米は扱き箸などで挟んで籾を扱き落としていましたが、どちらも時間がかかる作業でしたが、千歯扱きの出現により脱穀にかける時間が大幅に短縮できるようになりました。歯は鉄のものが多いですが、これは竹で出来ており、麦の脱穀に使ったものと考えられます。
検索市町村名玉名郡玉東町

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