ナンゴクウラシマソウ
| 資料番号 | NB21-102702 |
|---|---|
| 学名 | Arisaema thunbergii Blume subsp. thunbergii |
| 科(和名) | サトイモ科 |
| 採取都道府県 | 熊本県 |
| 公開解説 | 春の野山で出会って誰もがちょっと驚いてしまう植物の一つが、サトイモ科テンナンショウ属の植物です。仏炎苞(ぶつえんほう)とよばれる葉的器官で包まれた花序が、鎌首をもたげた蛇を思い浮かばせます。短いトウモロコシの様な形に集まった果実は秋に熟します。その姿も見た人を驚かせます。 この標本は、このテンナンショウ属植物の一つ、ナンゴクウラシマソウです。和名の「ウラシマ」は、日本の昔話「浦島太郎」に由来するという説があります。花序軸の先端(付属体)が糸のように長く伸びており、これを浦島太郎の釣り糸に例えたようです。この標本は、当センターを拠点に活動するボランティアグループ「ミュージアムパートナーズクラブ雁回山の植物を観る会」の活動で得られました。当センターにはそれまで雁回山産のナンゴクウラシマソウの標本はなかったため、とてもありがたい出会いとなりました。 テンナンショウ属植物はとても魅力的な外観をしていますが、不用意に手を触れないほうが無難です。テンナンショウ属をはじめとするサトイモ科植物の多くは、ヒトにとって有毒で皮膚炎や食中毒を起こすシュウ酸塩を多く含んでいます。料理で里芋の皮をむいて手がかゆくなる原因と同じです。野外で出会ったとき、素手でちぎったり、ましてや口に含むようなことがないように注意しましょう。 |
| 公開解説引用 | 熊本の自然と文化 熊本県博物館ネットワークセンターだより No.50 熊本県地域振興部文化企画課 2021年11月10日 収蔵庫収蔵品紹介259 ナンゴクウラシマソウ |
| 大分類 | 植物・藻類・菌類 |
| 中分類 | 植物 2 |
| 小分類 | 種子植物 1 |