礫岩
資料番号 | NG11-002178 |
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大分類 | 地学(岩石・鉱物) |
中分類 | 岩石 1 |
学名 | conglomarate |
和名(通称名) | 礫岩 |
地層名 | 不動岩層 |
採取都道府県 | 熊本県 |
採取市町村 | 山鹿市 |
公開解説 | 山鹿市の三玉地域では不動岩と呼ばれる赤紫色の突出した巨大な岩が見られます。この不動岩は「不動岩礫岩」と呼ばれる厚い赤紫色の礫岩層の一部が奇岩となって突出しているものです。不動岩礫岩は山鹿市三玉地域の不動岩周辺の他に、不動岩から西方の首石岩周辺、東方の湯口池周辺に分布しています。不動岩礫岩中のれきは、円れき、亜円れきと呼ばれる丸みを帯びた形をしており、大きさは大小様々で、50cm以上になるものもあります。れきの種類は変成岩の仲間の変はんれい岩・結晶片岩が多く、わずかに花崗岩が入っています。不動岩礫岩からは化石が見つかっていないため、いつ頃できたかの詳細は不明ですが、中にわずかに含まれる花崗岩れきが今から約9500万年前白亜紀中期ごろに貫入した筒ヶ岳花崗岩と判断されること、礫岩中のれき種構成が約8500万年前の白亜紀後期にできた熊本層群に似ていることから、白亜紀後期にできたと考えられています。 |
公開解説引用 | 「熊本の自然と文化」~松橋収蔵庫だより~No.7. 解説No.39 |