アヤメ

資料番号NB21-052409
学名Iris sanguinea Hornem.
科(和名)アヤメ科
採取都道府県熊本県
公開解説 アヤメは山地の日当たりの良い草原に生育する多年草で、 5~6月には高さ50cmほどに伸びた茎の先に青紫色の花を咲かせます。花色の異なる栽培品もあって、園芸や切り花などに利用されるなじみ深い植物ですが、『レッドデータブックくまもと2009』においては絶滅(EX)のランクに指定されています。これは自然に自生するアヤメが、1907年に合志市で生育していたのを最後に、確認されていないためです。現在、高森町や菊池市でみられる野生状態ののように見えるアヤメは、人の生活に影響を受けやすい場所に生育しているため、栽培個体が逃げ出した、あるいは植栽されたものと考えられています。
 写真の標本のラベルには「熊本縣菊池郡西合志村 明治四十年五月廿日採集」と書かれており、1907年に現在の合志市にアヤメが生育していたことを示しています。松橋収蔵庫には、現在10点のアヤメの標本が登録されています。しかし、熊本県内産の自生のものは写真の標本の1点のみであり、熊本県にアヤメが自生していたことを示す貴重な資料です。
公開解説引用熊本の自然と文化 松橋収蔵庫だより No. 22 (2012)
大分類植物・藻類・菌類
中分類植物 2
小分類種子植物 1

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