平野遼

HIRANO, Ryo
1927-92

作家略歴

画家。大分市に生まれ、のち北九州市八幡東区へ転居する。独学で絵を学び、1945年に除隊後、米軍施設のポスターや似顔絵描きなどで生計を立てる。1949年、第13回新制作展に独自の技法による蝋画《やまびこ》が初入選。51年、第15回自由美術展に出品。57年、北九州市若松区のドガ画廊で初個展。64年、自由美術家協会を退会し主体美術協会の創立会員となる。75年、主体美術協会を退会し、画壇から離れる。87年、当館で「平野遼の世界展」を開催。同年、西日本文化賞を受賞。人間と社会を見つめ、重厚な色彩によって独特の心象風景を表現した。また、画文集『熱風の砂漠から』『地底の宮殿』など文筆家としてもその才能を発揮した。

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