山本昇雲

YAMAMOTO, Shoun
1870-1965

作家略歴

浮世絵師、日本画家、石版画家、報道画家。高知県長岡郡(現 南国師市)に生まれる。本名は茂三郎。号は昇雲、松谷、小斎など。幼い頃から絵を描くことを好み、1879年から狩野派を学ぶ。1888年に上京し、89-95年まで南画家の滝和亭に学ぶ。1894-1909年まで月刊誌『風俗画報』絵画部員となり、石版画による挿絵や表紙絵を担当し、風俗記録画を描き報道画家として活躍した。また、同時期に日本画家としても、文展、帝展などに美人画、花鳥画を出品した。木版画では、江戸の風情を描いた美人画「いますがた」シリーズや「子供あそび」シリーズなどを刊行し、近代の浮世絵版画の代表作として評価された。

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