長谷川貞信

HASEGAWA, Sadanobu
1809-79

作家略歴

浮世絵師。大坂南船場(現 大阪市中央区)に生まれる。幼名は文吉、のち徳兵衛。号は有長、緑一斎、信天翁、南窓楼、雪花園、五双亭、浪華亭など。四条派の上田公長に入門。のち三代歌川豊国(初代国貞)の弟子 歌川貞升(国升)に学ぶ。1834年から役者絵、武者絵、美人画などを手掛けるが、特に風景画で名を成す。歌川広重の模倣作とみられる「東海道五拾三次」「近江八景」のほか、「浪花百景之内」など大坂を題材とした作品も多く、大坂名所と美人を組み合わせた「浪花風俗浮連歌美人合の内」などが知られている。門人に貞政、貞春、小信(二代貞信)らがいる。上方を代表する浮世絵師の一人であり、現代にも続く画系の祖である。

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