歌川貞秀

Utagawa, Sadahide
1807-79

作家略歴

浮世絵師。本名は橋本兼次郎。号は五雲亭、玉蘭斎、一玉斎など。三代歌川豊国の門人。初期は、読本や合巻の挿絵などを多く手掛ける。やがて、美人画、風景画、武者絵など多彩な分野で活躍した。幕末期には、開港した横浜に取材し、異国人の姿や風俗を描いた横浜絵を多数刊行。1867年、パリ万博の浮世絵総代として10点を出品し、高い評価を受けた。40代半ばで東海道から長崎にまでおよぶ旅をし、各地の風景を描く。精密な鳥瞰図的な作品を得意とし、地図も制作している。

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