後藤愛彦

GOTO, Aihiko
1905-91

作家略歴

画家。東京都新宿区に生まれる。1933年、川端画学校で学ぶ。東光会に参加。44年、応召しビルマ戦線へ。敗戦後、捕虜生活の日常をスケッチする。46年に復員。北九州市を拠点に制作を再開。58年、毎日賞候補となる。68年、近代美術協会に参加し、以後毎年作品を発表。72年、ビルマを再訪し異境に新たなモチーフを得る。75年、1年間パリ、モンパルナスに滞在、精力的に制作する。この間、チュニジアのサハラ砂漠を訪れ、大自然への畏怖と感銘を受ける。70歳にして生涯一画学生の覚悟で挑戦したこれらの体験により、それまでの技巧主義から、無垢な抽象主義的な表現へと画風を大きく転換させるに至った。

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