鳥居清信

TORII, Kiyonobu
1664-1729

作家略歴

浮世絵師。俗称は庄兵衛。大坂に生まれ、1687年、女形役者であった父 清元と江戸へ移る。清元が芝居の看板絵を描いていたことから、清信も父とともに江戸歌舞伎の看板絵師となる。元禄期(1688-1704)の歌舞伎を象徴する荒事の勇猛さを表現する「瓢箪足(ひょうたんあし)」「蚯蚓描き(みみずがき)」という描法を生み出し、歌舞伎界と密接に関わりながら現代まで続いた鳥居派の基礎を築いた。芝居の一場面や歌舞伎役者を、肉太でありながら軽快な描線で描いて人気を得た。春画、美人画などのほか、芝居の筋書きを描いた絵入狂言本の挿絵も手掛けた。

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