北尾政美

KITAO, Masayoshi
1764-1824

作家略歴

浮世絵師。本姓は赤羽。名は紹真(つぐざね)、俗称 三二郎。鍬形蕙斎(くわがた けいさい)の名でも知られる。ほか、杉皐(さんこう)と号す。北尾重政の門人。1780年より多数の黄表紙をはじめ、洒落本、滑稽本、地誌などの挿絵を描く。黄表紙挿絵は160点以上にものぼる。錦絵は美人画数点のほか、ほとんどが武者絵、鳥瞰図的風景画、浮絵である。94年5月、津山藩の御用絵師となる。翌年より鍬形を名乗り、幕府の奥絵師 狩野養川院惟信に入門。以後、もっぱら肉筆画を制作。また、略画の絵手本を多数刊行。初期には琳派、御用絵師となってからは狩野派、さらには丸山応挙ら京都画壇、近世風俗画などから幅広く学び、画業のほか狂歌や戯作も手掛けた。

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