青柳喜兵衛

AOYAGI, Kihyoe
1904-38

作家略歴

画家。福岡市に生まれる。1923年、早稲田大学商科に入学。同年9月、関東大震災で被災した体験から画家を志し、川端画学校に通う。槐樹社(のち旺玄社)を拠点に活動。26年、第7回帝展に入選。東京と福岡を往来し、郷里の絵画グループ竹童社、蒼樹社の指導役となる。37年、第1回新文展で無鑑査となる。同年、鈴木金平と共同で創作ステンシル「すらんみる版画」の制作を始める。古美術や郷土玩具などをモチーフに、東洋趣味的な雰囲気の静物画や室内画をよく描いた。洋画のほか、新聞小説の挿絵や雑誌のカット、単行本の装丁も手掛けた。また、川端生樹の名で詩を発表。没後、友人らにより詩画集『牛乳の歌』が刊行された。

この作家の作品一覧[全2件]

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