リチャード・セラ

SERRA, Richard
1938-2024

作家略歴

アメリカの彫刻家。サンフランシスコに生まれる。鉄工所で働きながらカリフォルニア大学バークレー校で英文学を修めたのち、イェール大学で美術を学ぶ。当初は絵画を制作していたが、パリやフィレンツェ滞在中に本格的に彫刻に転向する。1966年にローマで初個展を開催。同年ニューヨークに移り、ゴムやネオン管、溶かした鉛などを素材とする立体作品を制作。70年以降、鉄などの金属の板を用いた巨大彫刻を制作するようになる一方、黒一色のドローイングによるインスタレーションも手掛け始めた。81年にニューヨークのフェデラル・プラザに設置された巨大彫刻《傾いた弧》は、作品の公共性や場の固有性をめぐる議論を巻き起こし、89年に撤去された。

この作家の作品一覧[全1件]

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