オディロン・ルドン

REDON, Odilon
1840-1916

作家略歴

フランスの画家、版画家。ボルドーに生まれる。15才でデッサンを学び始める。植物学者クラヴォーと出会い、生物や文学の世界に触れ、後年の画題を得る。1864年、パリに出てジェロームに学ぶもアカデミックな教育に馴染めず、その後ブレスダンから銅版画の手ほどきを受けた。78年からリトグラフの制作を開始し、翌年、最初の版画集『夢のなかで』を出版した。84年、サロン・デ・ザンデパンダンの設立者の1人となる。86年には最後の印象派展に出品。99年以降は、モノクロームの画風から豊かな色彩を用いた油彩や水彩、パステル画に移行した。ユイスマンス、マラルメなど象徴主義の文学者たちと交友し、神話や宗教に取材した幻想的な場面を描いた。

この作家の作品一覧[全4件]

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