オーギュスト・ロダン

RODIN, Auguste
1840-1917

作家略歴

フランスの彫刻家。パリに生まれる。1864年から彫刻家カリエ=ベルーズの助手として働く。75年、イタリアを旅行し、ミケランジェロ、ドナテッロの彫刻に感銘を受ける。80年、《青銅時代》がサロンで3等賞を取り、国家買い上げとなる。同年、美術省から装飾美術館扉の制作を依頼され、テーマを『神曲』の「地獄の門」に決める。89年の万博での成功以降、ロダンは《カレーの市民》、《バルザック記念像》など多くの記念像、肖像の傑作を残し、1900年のパリ万博で開催された大回顧展で世界的な名声を確立した。観察に基づいた、ダイナミックな造形と内面をも表すような身体表現に抜きんでており、近代彫刻の父と称される。

この作家の作品一覧[全1件]

PageTop