ジャン・フォートリエ

FAUTRIER, Jean
1898-1964

作家略歴

フランスの画家、彫刻家。パリに生まれる。1908年にロンドンに移住し、ロイヤル・アカデミーやスレイド美術学校で絵画を学ぶ。兵役のため17年にフランスに戻る。23年に初個展を開催。以降、作風は具象から抽象へと変化していく。30年代には一時制作活動を中断し、第二次世界大戦中、対ナチスのレジスタンス運動に参加。パリ近郊に身を隠しながら、43年より「人質」シリーズに取り組み、45年、パリのルネ・ドルーアン画廊で発表すると、大きな反響を呼んだ。荒々しい物質感のある作品を特徴とし、戦後美術の新しい潮流を生んだアンフォルメル(非定型芸術)の先駆者として評価された。60年のヴェネツィア・ビエンナーレで大賞を受賞した。

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