アレクサンダー・カルダー

CALDER, Alexander
1898-1976

作家略歴

アメリカの彫刻家、美術家。ペンシルベニア州に生まれる。機械工学を専攻し、エンジニアとして実務を経験した後、ニューヨークのアート・ステューデンツ・リーグで絵画を学ぶ。1926年、渡欧。生活のために作っていた機械仕掛けの玩具がパリで話題を呼び、針金彫刻によるパフォーマンス『サーカス』の連作に発展。28年、ニューヨークで針金彫刻による初個展を開催した。30年、モンドリアンのアトリエ訪問から抽象芸術に開眼し、偶然で不規則な動きを取り入れた彫刻「モビール」を発表。40年代後半から「スタビル」という動かないモニュメンタルな巨大彫刻の制作も手掛けた。キネティック・アートの先駆けとして、ユーモラスで卓越した造形感覚により斬新な彫刻の概念を確立した。

この作家の作品一覧[全2件]

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