サンドロ・キア

CHIA, Sandro
1946-

作家略歴

イタリアの画家、彫刻家。フィレンツェに生まれる。1969年にフィレンツェのアカデミア美術学校を卒業し、翌年、ローマへ移住した。83年のアムステルダム市立美術館での個展を皮切りに、世界の主要な美術館で個展やグループ展を開催した。彫刻も手掛け、2005年にローマ県庁舎前に2点の野外彫刻が設置された。当初は、コンセプチュアル・アートの影響を受けていたが、1970年代後半に具象絵画へ回帰し、イタリア新表現主義運動「トランスアヴァングァルディア」を代表する画家のひとりとなる。未来派からの影響が強い一方で、イタリアの古典的な作品を思わせるモニュメンタルな人物像、物語性の高い主題、人間の官能性や生命力、自然への共感などを特徴としている。

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